戦争は女の顔をしていない

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- うえの@uen02025年6月28日読み終わった映画「戦争と女の顔」と小説「同志少女よ、敵を撃て」を経て、このドキュメンタリー小説に辿り着いた。女性から見た戦争が描かれることの少なさ。 女性が前戦で戦っていたということにも驚いたけど、その時代のプロパガンダの恐ろしさを垣間見た気がした。そして戦後のメンタルケアが行き届いてはいないのだなということも。それは日本も同じだだたんだろうと思う。 善悪ってなんなんだろうな。 理想家だと言われようが、現実が見えてないと言われようが、「戦争反対」と言い続けられる側でありたい。 印象に残った言葉---------- 戦争は女の顔をしていない わたしはただ録音し、書き取っているだけではない…話を集め、苦悩のおかげでちっぽけな人間が大きくなるときの心の道筋をたどろうとしている。 大きな内容を秘めたちっぽけな人たちを探している 苦しみ抜いた人は人間より自由になる、自分にしか従わないでいいのだから、と以前は思っていた。その人自身の記憶がその人を守ってくれる、と。だががならずしもそうではないらしい。苦しみを知ったというそのことは決して触れることのない予備として、あるいは多層の鉱石にまじっている金粉のように別個に存在するらしい。長い時間をかけてありふれた岩を磨きだし、一緒に日常の雑事の積み重なった中を掘り返すと、ついにそれが光を放ち、価値を持つ! 男たちは戦争に勝ち、英雄になり、理想の花婿となった。でも女たちに向けられる眼は全く違っていた。私たちの勝利は取り上げられてしまったの。〈普通の女の幸せ〉とかいうものにこっそりすり替えられてしまった。 忘れちゃいません、何一つ。でと、捕虜を殴れなかった。相手が全く無防備だという理由だけでも。こういうことは一人一人が判断したこと、そしてそれは大事なことだったの。 あたしたちと別れていく時にゃ、振り返ってあたしたちを、あたしたちの小屋を見ておくれ。他人行儀に一度だけじゃなくて、身内がやるように二回だよ。それだけで、他には何もいらないよ、ただ振り返ってくれりゃあ…
- おおしま@_carino_2025年6月9日子供に関わるところと拷問、そしてレイプのところは読んでてかなりきつかった 女性が兵士として戦争に行くことは、日本ではなかったけれど、それがあった世界も存在して、かつ想像を絶するほど残酷だったということを初めて知った 国のために共産党のために働いたのに戦後それを隠さないといけないとか、家族のこととか、女性ゆえの辛さが浮き彫りにされていた
- もめん@nono_200008142025年4月6日買った恥ずかしいけれど、やっとこの歳になって"戦争"というテーマに少し目を向けられるようになったので、生きているうちには必ず読みたいと思い買った本。
- it_shine@it_shine2025年3月6日漫画でこの本を知ったけれど、漫画よりも文章で読みたいと思って購入。 日本では女性は戦争には従軍していないと思うけれど、当時のロシアは違っていた。 戦争は絶対に反対。
- 村崎@mrskntk2022年4月17日戦争に心から反対しています、こうやって生活している自分を申し訳なく思うときもあるけれど、そんなふうにすごす時間こそ意味がない、できることは知ろうとすること、考えることだと思います(自分の生活や心を大切にしながら)。