あそ
@aso_aaaaa
- 2025年3月11日なぜ世界は存在しないのかマルクス・ガブリエル,清水一浩読み終わった
- 2025年3月9日
- 2025年3月2日死んだら永遠に休めます遠坂八重読み終わった@ 国立科学博物館個人的にかなりすきだった〜 精神的肉体的に追い詰められ、自分が何をしているかすら曖昧になるほどの疲労状態、思考や判断が狭まっていく様子にかなりリアリティを感じた。 そしてそれは、比して健康に暮らす外の人間には理解されづらく「気づいてないわけがない、覚えてないわけがない、できないはずがない」と受け取られるというのもグロテスクだし、けど他人事ではないと思った。 この本では長時間限界労働会社員というわかりやすい構図を書いているが、もっと見えないところでこういう状況は世で起こっているのだろうと思う、まだ自殺とかがぜんぜんあるので。 じゃあどうなると良いのだろうと考えてみる。 人間関係としてすべての人がすべての人に寄り添って相手のすべてを受け入れる価値観を持てていればいいのか、と言えば、それはそれであまりに無秩序な社会向かっていってしまうのでちがったかも。 けど、少なくとも、そういう寄り添いの姿勢を持つために必要な時間的、体力的、精神的な余裕を奪うような社会構造になっていてはいけないなと思う。 世はもっと苦しみの最小化をkpiにしてゆけ(幸福の最大化とは言ってない)そ
- 2025年1月3日100分間で楽しむ名作小説 文鳥夏目漱石読み終わった@ 日本橋年始に読んだ。 結末は想像どおりといえば想像どおりではあるが、文鳥のひとつひとつの所作や心情を淡々と、絶妙な距離感で描写する文章の書き方が美しくてかなりすきだった〜 「嘴の色を見ると紫を薄く混ぜた紅のようである。その紅がしだいに流れて、粟をつつく口尖の辺りは白い。象牙を半透明にした白さである。この嘴が粟の中へ這入る時は非常に早い。左右に振り蒔く粟の珠も非常に軽そうだ。文鳥は身を逆にしないばかりに尖った嘴を黄色い粒の中に刺し込んでは、膨らんだ首を惜気もなく右左へ振る。籠の底に飛び散る粟の数は幾粒だか分らない。殻は奇麗に吹いた。吹かれた殻は木枯らしがどこかへ持っていった。水も易えてやった。水道の水だからたいへん冷たい。」 読み終わってみるとこの本の帯に抜粋する一文の選び方は、予感を感じさせてたいへんいい 「粟はまだある。水も未だある。文鳥は満足している。」 一緒にまとめられていた『夢十夜』『琴のそら音』もおなじくすてきな文章表現で、メモをたくさん取った。
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