ちゅでるきん
@chuderukin
社会人2年目。趣味で小説を読んでいます。
読了した物語の感想を投稿。
『面白かった』だけで終わらないように、アウトプットしています。
- 2026年3月10日
一次元の挿し木 (宝島社文庫)松下龍之介読み終わった『一次元の挿し木』読了 ※以下、ネタバレを含みます。 話題作だが、個人的にはあまり刺さらなかった。 面白い、というよりハラハラしたのは、主人公が追われている際の臨場感だ。今にも捕まるのではないか。捕まったら全て終わる。そういった臨場感を感じ、心拍数が上がった。 一方、読み進めていて若干興ざめをした点は、200年前の人骨が現代人(主人公の妹)と一致した理由が、『クローン人間だから』という部分だ。 SF×ミステリーという構造上仕方がないが、伏線回収もあまりなく、『実はクローンでした』というあっさり感が強かった。 また、主人公の謎解明に大きく貢献するのが、とある若妻なのだが、貢献の理由が『主人公がイケメンだから』という、こちらもあっさりとしており、力技のような展開だったため、何とも言えない読書体験となった。 - 2026年2月2日
アルプス席の母早見和真読み終わった『アルプス席の母』読了 高校球児の子を持つ母目線での作品。 子どもを純粋に思う気持ちや、それ故に生まれる子に対する葛藤。母親になったことはないのに、そうであるかと錯覚してしまうようなリアリティでした。 母親ならではの人間関係(ママ友に近いもの)や歳を重ねても出会うことのできた親友の存在、親として高校野球に向き合う時に生じる金銭的な問題など、非常に面白かったです。 終盤まで読んだ後、もう一度冒頭に戻って読むと、感動が増したのでぜひ。 - 2025年12月31日
成瀬は都を駆け抜ける宮島未奈読み終わった『成瀬は都を駆け抜ける』 読了 主人公の成瀬あかりには、いつもエンパワメントされる。自身で決めたことに対し、疑うことをせず、真っ直ぐ突き進む一貫性と「決めたこと」の多様性に魅了され続ける。 成瀬は「100個の実現したいことを掲げ、1つでも実現すれば良い」という考えの持ち主。 彼女の素敵なところは、実現したかどうか、という結果ではなく、過程にこそ意味があり、人生を豊かにすると考えているところだ。 この考え方に私も勇気を貰い、「何かしてみよう」と奮い立たされる。 成瀬をこれからも外から眺めていたいし、叶うならば近くで過ごしてみたい、それほど魅力の詰まった主人公。 偶然年末の時期なので、私も100個やりたいことを書き出してみて、実現に向けて成瀬のように動いてみようと思う。
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