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大根餅
大根餅
@daikonmochi
本っていいよね
  • 2025年10月10日
    思い出トランプ(新潮文庫)
    「時子は気に入らない色や形が自分の視野にあると、落ち着かない性分だった。(中略)時子はりんごをひとつ取り、皮をむきはじめた。皮は、細く長く同じ太さにむいて、途中で切れないようにするのがいつものやり方である。ナイフは、外国旅行の時に骨董屋で買った古い銀製のものである。 だが、こんなことが一体、何だというのだろう。」 クーーーッ!!こ、これを自分のエッセイで、人生の選択肢に迷った時に 「ほどほどのもので我慢することもやめました。三カ月間のサラリーをたった一枚のアメリカ製の水着に替えたのもこの頃です。」 と書いていた向田邦子氏が、書くんだ……!!と痺れた。 今まで軽快な語り口調のエッセイばかり読んでいて、今回初めて物語を読んだけど、その渦まくドス黒さに衝撃を受けた。天才の文章ってこう言う事なんだ…!!!
  • 2025年10月8日
    彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる(1)
    本当に本当に本当に全人類に読んでほしい漫画。 一途に弘子先輩に恋する彩香ちゃんと、元々は遊び人レズビアンだけど会社では秘密にしている弘子先輩。 GL作品なんだけど、人間対人間の優しさの物語なんだよな〜〜道徳の教科書に載せよ〜〜〜
  • 2025年10月7日
    古くてあたらしい仕事
    仕事において大事にしている事が「私の仕事で世界なんて絶対に変わらないけど、どこかの誰かが今日だけ生きておいてやるか、と思う"何か"の一部になりたい」という事なのですごくこの本に共感して読めた。結局仕事って地続きなんだよな〜 それはそうと帯に簡単に「感涙エッセイ」とか書くのはやめてほしい。この本はお涙ちょうだいの物語ではなく、もっと現実的で、ビジネス書とかには絶対に書いていない仕事に対する真摯な姿勢の本だと思う。感涙エッセイではないよ。
  • 2025年9月27日
    それがやさしさじゃ困る
    それがやさしさじゃ困る
  • 2025年9月26日
  • 2025年9月26日
    抱擁、あるいはライスには塩を
    江國香織さんと言えば「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」とか「きらきらひかる」が有名どころだと思うけどこの本、めちゃくちゃ江國香織さんの真骨頂だ…!!と感じた 小学校に通うことのない方針の家で育つ兄弟、そしてその少し変わった家族、大きすぎる家…そのひとつひとつの描写が綺麗で奇妙でさすが…!これぞ江國香織…!!という感じ。 どこから読んでも楽しめる本が好きなので、本自体は長いけど、今後も好きな章をつまみ食いして読みます
  • 2025年9月22日
    家から5分の旅館に泊まる
  • 2025年9月16日
    時ひらく
    時ひらく
    豪華メンバーだと思ったら、予想を超えて凄かった…!!三越がテーマなのは統一なのに、各作家の色が出過ぎていて…!!! 柚木麻子さんは最新の話題を含めた嗅覚がさすがだし、恩田陸さんはさすがの意味不明さ(褒めてる)だし、辻村深月さんはこの量でも泣かせてくるし、東野圭吾さんやっぱり天才!面白すぎる!なんだけど1人だけ三越あんまり関係なくないか?(正直者 とにかく大御所の風格を感じた一冊でした。あと日本橋三越に行った事があるとより楽しめる。次行った時は日本橋三越のお子様ランチ絶対食べちゃお
  • 2025年9月15日
    モモ
    モモ
  • 2025年9月15日
    ミーツ・ザ・ワールド
    映画化で話題になっているので手に取った。 ぱらぱらと本屋で立ち読みした第一印象→「文字量が…なんか多くないか?」 読み進めてわかったのは、オタクの脳内を文章化しているからこんなに文字量が多いのだとわかった。文字なのにオタク特有の早口多弁が伝わってきて面白い。意図的なのかな。 内容は結構内省的な部分が多いから、どうやって映画で描くんだろう?とは思った。
  • 2025年9月13日
    哀しい予感
    哀しい予感
    キッチンを読んだ時も思ったけど、ずっと湿度が高い、6月みたいな文章を書くのが吉本ばななさんだなーと思う。明るくて人付き合いが良くて優しい哲生の、「屈託なく人になんでも聞ける、人に興味がないからだ。」みたいな文章(うろ覚え)に頭殴られたかと思った。
  • 2025年9月12日
    新装版 夜中の薔薇
    本当に、向田邦子さんって凄い…!! 柔らかい語り口でぐさぐさ刺される。 ここまで著名で多才な人が、私に必要だったのは、爪を噛んで地団駄を踏んでいたようなあの時間だったのかも、と言ってくれると救われるものがある
  • 2025年9月12日
    きらきらひかる
    昔読んだ気がするけど、本棚に無かったためあれ?気のせいだったかなと購入し読んだらやっぱり昔読んだ気がする。 江國香織さんの本は、自分の記憶力の悪さゆえにストーリーは忘れてしまっても、紺くんの木に紅茶を注いだり、浴槽で金魚を泳がせたりするシーンで自分が読んだことを思い出せる。普段朝顔に水やりながら「植物に紅茶ってあげてもいいのかな…」とふいにそのシーンを思い出したりしてしまうのも江國香織さんに特徴的な読後感で… 今の時代にもう一度実写化してほしいかも。
  • 2025年9月4日
    向田邦子ベスト・エッセイ
    向田邦子ベスト・エッセイ
    『現代文の問題に出てくる読みやすい少し昔の作家さん』という軽いイメージで読み始めたけど、こんなに突き刺さるとは思わなかった。【手袋をさがす】の章は、今までやわらかく親しみやすい文体だった向田邦子氏の本質を垣間見せてもらえたような感覚だった。この時代に女性1人で、最前線で生きてきた強さ、もちろんあったに決まってるのに、この章以外ではあまり(というかほとんど)見せない、そこがまた本当に強くて…感動しました。
  • 2025年8月23日
    彼女たちの場合は 下
    10代の従姉妹2人がアメリカを旅する話。 特別大きな事件もなく、途中事故にあったおばあさんの家に住む期間があるけど、そこもまたあっさり進んでいく。 旅が終わって2人がどうなったかが結構衝撃的なのに、思わず読み飛ばしてしまうくらいさっぱり書かれているのがさすが…という感想。 読み終わった後に思い出すのが場面じゃなくてあくまで文章の言葉の響きなのが、江國香織さんの好きなところ。また読み返します。
  • 2025年8月23日
    彼女たちの場合は 上
  • 2025年8月19日
    趣味で腹いっぱい
    趣味で腹いっぱい
    タイトルと表紙の絵で気軽に手に取ったけど、読み終わった後に今後何回読み直すんだろう、100回くらいかな、としみじみ思った。 勉強や趣味がなにか(お金を生み出すことや成長)に繋がらないといけないって思っていた小太郎が、自分の収入に全て寄りかかっている鞠子が楽しそうに趣味を全うしていることに怒りもせず、なるほどなあと受け入れていくのがすごく好きだった。 話し合うってこういうことだよね。
  • 2025年8月11日
  • 2025年8月11日
    盲目的な恋と友情
    う、うーーーん… Twitterで話題になってたから読んだけど、ちょっとダークすぎてぐったりかも… 読む人の人生によって感触や共感がかなり異なりそう。何をせずともいつも異性に好意的に見られてきた人、見た目うんぬんではなく異性の懐に飛び込むのが自然にできる人、異性に傷つけられた体験がある人… にしても友情の一方通行の描き方が残酷すぎる
  • 2025年5月28日
    自分のために料理を作る
    自分のために料理を作る
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