家や場に巣食う悩みを種を尾端が営繕という手段で解決していく。怪異を除霊・撃退するvsものとは異なり、共存・怪異自身にとっても悩みの種となっていたものを淡々と解消する短編集。解消過程がビジネスライクで良い。

家や場に巣食う悩みを種を尾端が営繕という手段で解決していく。怪異を除霊・撃退するvsものとは異なり、共存・怪異自身にとっても悩みの種となっていたものを淡々と解消する短編集。解消過程がビジネスライクで良い。

大切な感情が欠けているからこそ、誰にでも優しく他人を疑わない純真な人間と、誰にでも冷酷になれる氷のような魔物の出会いと成長の物語。 欠けていた感情を得たり思い出すことによって彼らに起こる変化は、見ようによってはある種”不完全”になっていく過程にも思えるか、それぞれの変化や他者との関わり方、周りに与える影響を丁寧に描いている。完結から何年経っても大好きな作品です。 ※BL。性的な描写は含まれません。(キス、ハグ程度だったと記憶)

今まで読んだ本で一番「胸糞悪い」と思う作品。タイトルと作品内容の印象が真逆。人間の闇や穢さを感じるが、いるよなこういう人…と思う部分もあって、妙にリアル。怖い話。