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篠月あめ
篠月あめ
篠月あめ
@kainochiri
「罪を憎んで、積みを憎まず」 療養生活中の人間による読書記録。時間はあるけど、ペースはゆっくり。まだ読めるときと読めないときがあるけれど、マイペースに楽しめたら。
  • 2026年9月17日
    月とトマト
    月とトマト
  • 2026年9月17日
    小さい本屋の小さい小説
  • 2026年9月16日
    堪忍箱
    堪忍箱
    時代ものの短編集。 中身はホラーチックな話にイヤミス的な話や人情話と様々で肝を冷やしたり胸が温かくなったりするのだが、決してバラバラになることはなく、一冊の小説としてきれいにまとまっている。一貫して世知辛く、後味はほろ苦い……そこが、とっても良かった。また、そんな中でも最後の「砂村新田」には背筋をシャンと伸ばしたい気持ちにさせてくれる力強さがあり、美しく締めくくっている。質の高い作品。
  • 2026年9月13日
    人体模型の夜
    人体模型の夜
    エピローグとプロローグ、それに挟まれる形で後味の悪い短編12作という構成。 どの話も20頁前後とコンパクトでありながら、起、承、転、結……ときれいに展開し締めくくられる完成度の高さに驚いた。 ただ個人的な好みを言うなら、オカルトやスピリチュアルなど超常的な要素の強いものは若干の無理や妙に場に不似合いな滑稽さを感じたりしてしまい没入しきれなかったかな。 現実味を帯びたものの方が面白かった。
  • 2026年9月10日
    病が語る日本史 (講談社学術文庫)
    購入時に想像していたよりも日本史よりの内容だった。 私のような興味本位で読んだ人間にとっては、やや不親切な説明や言い回しも散見される。一つ一つの病気について、もう少し深く突っ込んでほしかったという気持ちもある。が、その反面、網羅的であるので歴史と病気の関わり、病気同士の関わりを確認するなどで役に立ちそうでもある。読んでいて気になった病気についてはまた別の本などで補っていけば良いかな、とも。 入門書としてオススメできるかというと微妙なところもあるが、漠然と興味がある人がとりあえず読んでみるのに悪くはない一冊。 以下は個人的な話になるが…… 妖怪学、特に鬼や憑き物、物の怪について興味があり以前からその手の本をいくつか読んでいるので、例えば平安時代の怨霊や生霊への畏怖や祈祷を現代の医学からの視点に寄った言葉でも学ぶことで視野が広がったように思う。 あと単純に、自らの知識不足、歴史の学び直しの必要性を痛感した。
  • 2026年9月6日
    今昔奇怪録 (角川ホラー文庫 す 3-1)
    短編集。 程度の差はあれど、釈然としない幕引きになっていたり、怪異や怪事について多くは明かされず不明瞭なままだったりで、読み終わっても消化不良のような気持ち悪さが残る。「この世にある不思議すべてに納得のいく説明をつけようなんてのは無理な話」という印象を受ける。しかし、やたらに怪談や伝承、オカルトに科学的な説明をつけることに対して無粋さを感じる私にとっては、この不快感は却って怪談の何たるかを知るが故のものとすら思えた。 また、各話それぞれ違った切り口、アプローチで読者の恐怖心を掻き立てようとする挑戦的な姿勢も感じる。 話の出来の善し悪し、好き嫌いとは別に、全体的に好感がもてる一冊。
  • 2026年9月3日
    べっぴんぢごく
    べっぴんぢごく
    面白かった……自分の中にある澱のようなもの、女としての、生物としての、生々しい何かが掻き乱されて浮かび上がってくるグロテスクさに飢えていたから……熟れ過ぎた果物が地面に落ちて、そこに虫が湧いているみたいな、甘美な腐臭に塗れた余韻に浸っている……幸せ……地獄……。
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