べっぴんぢごく

べっぴんぢごく
べっぴんぢごく
岩井志麻子
KADOKAWA
2025年7月25日
23件の記録
  • らり子
    @rrc
    2026年5月15日
    めちゃくちゃ面白かった多分もうこれベストオブ2026に読んだ本だと思う
  • merricat
    merricat
    @merricat
    2026年5月3日
    女性作家の描くホラーなら不快感なく読めるから、という理由で購入してみたものの、女性作家特有の写実的で淡白な語らいが現実の生々しさを強調していてむしろグロテスクだった。官能ではなく生殖。それも呪われた因果故の。ただ新しい娘が誕生する度に「前回までのあらすじは……」が繰り返されたのが少しコミカルだった(あえて呪詛のように反芻したのであろうことは分かっているのだけれど)。七代目まで書く必要はあったのかな?乞食という最下層の、だがありふれて実在していた人間から始まった呪いだからこそ気味悪く感じられたところを、現代に近づくにつれ、マフィアや両性具有という一般人からすればほとんど神話である存在が続々と登場してしまったことで、かえって物語が凡庸になってしまった気がする。冬子の代までで十分だったと思う。 趣旨である「美女と醜女が交互に生まれる家系」については、醜女の描かれ方の方が影があるぶん強烈だったけど、どの娘も地元の名士だからか他の醜女よりは待遇は悪くないし、良くも悪くも呪いによってまぐわう相手は決まって美形なのでそれも含めてどん詰まりではない。美女だから幸福、醜女だから不幸といった二極化をしておらずそれぞれにグラデーションがあるのがよかった。一方で全員に共通している、情愛を抱いた相手とは結ばれないという因果や目に見えないものを見る奇妙な力は土着ホラーらしい表現として楽しめた。
  • 2/23読了
  • みろ
    みろ
    @konkon-
    2026年2月12日
  • koji corner
    @kojicorner
    2026年2月11日
    面白かった。短めだったので割とすぐ読み終わってしまったが、読み終わってみるとたった300ページしかなかったのが信じられなくなるくらい濃ゆい話だった。「百年の孤独」を引き合いに出して語られるのも納得の作品。 正直、読んでる間はそこまで怖いと感じてなかったけど、読み終わってからじわじわと怖さが効いてくるような話だった。 遠い昔に貧しい田舎で起きたことから始まった呪縛が、それから100年以上経ち既に文明も発達して豊かになった(かのように思える)現代でもまだ断ち切れず、むしろより複雑に絡み合ってその一族を翻弄してくるというのは、これはやっぱりめちゃくちゃ怖い話ですね…。
  • koji corner
    @kojicorner
    2026年2月11日
  • koji corner
    @kojicorner
    2026年2月8日
  • まるで神話のような因果の物語。 文庫版で追加された第十三章の仕掛けには脱帽。それまで直線だった女たちの系譜が螺旋状へと昇華した。
  • 八玖
    八玖
    @rock5104
    2025年12月21日
    作者が好きなので購入。  美女と醜女が交互に産まれてくる女系の一族……という設定からして最高だが、美しい故の苦しみ、醜い故の苦しみが単に繰り返されるのではなく、生きた時代、本人の資質と合わさり、どの女の因果も独自の陰惨さと一種の官能的な美しさをもって描き出されており、大変面白かった。業を背負わされたとも言える女たちが、子を孕み産む段になると揃ってどこか達観的で醒めた視点を得るのが、却って闇のほの暗さを引き立てている気がする。  初めは読者の視点に寄り添い共に村を彷徨っていたシヲが、時を経て章が重なるにつれどんどんと遠くなっていき、異界の側のモノとして見えてくるのも良い。  最後の章は新装版書き下ろしということだが、岡山を出て外界に羽ばたいてなお、始まりの宿業を繰り返してあの村に戻ってくるという対比が見事。一つ前の章(旧版の最終章)も、男女の交わりという業の根本が断たれるかと見せかけ……という構成で、どこまでも行っても逃げられない、逃げようという気すらなくしてしまうような因業の妖しい力に満ちていて好き。  シヲの父だろう太い声が時を超えて何度も「お前を逃がさん」と語りかけてくるのは、この業を繰り返すために生まれ落ちたからか、愛しい女と番った証である血を絶やしたくないからだろうか。二卵性の双子でありながら身体の一部を同じくして生まれてきた姉あるいは妹と引き離されて生きたことが、再会して睦み合い血と業を遺した後でさえ消えない執着を生ませたのだろうか。  激しい恐怖や緊迫感がない代わりに、暗く静かでどこか美しいじっとりとした読後感が残った。令和の世も、その次の世も、私には見えないどこかで竹井の血と業が続いていると思わせてくれる、最高の作品だった。
  • ヒス
    @soie-99
    2025年10月20日
  • ま
    @re_m48
    2025年9月19日
    岡山の寒村で乞食として生きる少女が生まれながらにして背負う業。美女と醜女が交互に生まれる家系。女たちはもちろん、関わった男たちも漏れなく地獄を見る。明治から平成を生きた女の一代記、そして令和にも続いていく因果。 物凄いものを読んだ。とある人物の友人に対する昏い心理描写にかなり共感してしまい、恐怖と興奮を同時に感じて気が狂うかと思った。久しぶりに本に自分を暴かれる経験した。ド名作ですこれは。
  • ふりふろ
    ふりふろ
    @freeflow
    2025年9月9日
    2025/9/9/Xで流れてきて目に止まった
  • 焚火
    焚火
    @Takigi127
    2025年8月15日
  • ささき
    ささき
    @sasaki
    2025年8月13日
  • 栫
    @kakoi
    2025年8月11日
  • 中野
    中野
    @nowoyuku
    2025年7月29日
    途中から、正確に言うと目も鼻も口も手も足もないけれど、確かに《女》として生を受けた冬子という存在が出て来た時、「ん?」と思った。何かに似ている、と。すぐに分かった。つい最近、と言っても今年の3月に読んだ、彩藤アザミ著『あわこさま ─不村家奇譚─』である。もっとも、わたしが出会った順が逆なだけで、本来は『あわこさま』の方が『べっぴんぢごく』に似ていると言った方が正しいのだが。 『あわこさま』も『べっぴんぢごく』も閉鎖された田舎の旧家を舞台に、因果な人間模様を描いた作品である。 『あわこさま』は、たまたま書店で見かけて気になった上に、彩藤アザミ先生の『昭和少女探偵團』や『エナメル』という作品を拝読した経験もあることから、「これは期待出来るぞ」と思って購入し、本当に偶然読んだと言える。 『べっぴんぢごく』の方は、もうハッキリ覚えてすらいないが、少し前にTwitterでおすすめ欄のどなたかの「〇〇好きな人は岩井志麻子の『べっぴんぢごく』も読んだ方がいいよ!おすすめ!」みたいなツイートを見て、すぐ「いつか買う本メモ」に追加してあった。とはいえ、当時は書店ですぐ手に入るものではなく、まあいつか購入するか、という気持ちでいた。岩井志麻子先生は『夜啼きの森』しか読んだことがなかった。これはわたしが「津山三十三人殺し」に興味を持ち、関連した書籍を読み漁っていた時にたまたま読んだだけなので、作者を特に意識してはおらず、上記のツイートを見ても「ああ、『夜啼きの森』の…」くらいの認識であった。 ちなみに、「いつか買う本メモ」には大量の書名が記してあるが、これを意識的に集めることはあまりない。もちろん、金銭的な意味で全てを一気に買うのが難しいというのはあるが、それ以上に本屋さんに行くとフィーリングで本を買うことが多いからだ。その時々で、気になる本は違う。「いつか買う本メモ」に書いた時は確かに気になってるし、自分のことだからいつか買うのは分かっているのだが、それは「今」ではないことがかなりある。つまり、「いつか買う本メモ」に書かれた本を購入するのは、「本屋さんに行ったその日のフィーリングと、本屋さんにその本が存在した時」という、極めて低い確率なのである。いつかの自分のために気になる本をストックしているのだ。 少し話が逸れたが、一昨日、たまたま本屋へ行ったところ、新刊コーナーに『べっぴんぢごく』という文字が見えた。「『べっぴんぢごく』………あ!あの『べっぴんぢごく』じゃないか!」と驚いた。なんと、全く知らなかったが、新しく角川ホラー文庫版が出ていたのだ。こういう運命にブチ当たることがあるので、本屋通いはやめられない。迷わず買った。こうして思いがけず『べっぴんぢごく』を手にした訳だ。 お化けだのなんだのひっくるめてホラーと人は言うが、結局突き詰めると人間の為したことが始まりであり、人間が「業」をつくっているのだ、人間という存在が真に恐ろしいのだと気付かされるような作品が好みのわたしにとって、『べっぴんぢごく』はとても面白く、どんどん読み進める内に上記の類似に気付いた。「うーん、似てるなあ、しかし、旧家を舞台にした《不思議》な話っていうものは、ある種王道とも言えるしな、多少の類似は有り得るか」と思いながら最後まで読み、そして、「解説」を読んでゾッとした。そこには、「『べっぴんぢごく』を参考にして書いたという、『あわこさま』も読んでみてください(意訳)」と書かれていたのだ。 類似しているのは当たり前であった。この二作品は言わば姉妹作品…いやそれは言い過ぎかも知れないが、『べっぴんぢごく』という作品がなければ『あわこさま』もなかったかもしれない、そういう繋がりが確かにそこにあるのだ。上手く言えないが、わたしはこのことがなんだか恐ろしかった。二作品とも作中で、呪われた家系を終わらそうとする人間がいるのだが、何か「大きな力」によって、「家」や「血」は絶えず続く「ようになっている」、というか「続けさせられている」。そういう運命なのだ。何人によっても妨げることの出来ない、呪い。 これに本…物語というものが似ていると思った。まず古典というものがあり、それを読んだ者が着想を得てまた新しいもの─しかし、必ずどこかでモチーフは繋がっている─を書く。それが絶えず続けられている。 まさに、この二作品は確かにそういう流れの中で生まれたものなのだ。そのなんとも言えない「途方もなさ」に背筋が冷える。 わたしという人間に焦点を絞っても、わたしが今まで培って来た読書体験、ひいては人生経験…それらが、わたしの趣味嗜好をつくり上げ、この繋がりのある二作品を「たまたま」手に取るような人間に「なった」という事実。これに気付いた時、幽体離脱して自分という存在を宙から見ているかのような錯覚に襲われた。本当に途方もないことだ。恐ろしいよ。しかし、一方でこういう体験がしたいから本を読み続けているのだと思う。バラバラに見えてもふとした時に何かが「繋がる」ことがある、その愉快さを感じるために。
  • 五所瓦
    五所瓦
    @gyouza_omusubi
    2025年7月26日
  • 有賀都
    有賀都
    @arigato
    1900年1月1日
  • むっぴー
    むっぴー
    @muppy-88
    1900年1月1日
  • mao
    mao
    @maobooks3730
    1900年1月1日
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