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@komoto
ミステリ好きの本読み|本は紙派|ブックカバー処 本の装ひ堂 店主
  • 2025年4月5日
    パンとペンの事件簿 (幻冬舎単行本)
    柳広司さんは、人を喰ったような話が抜群に上手い。 そのくせ、最後はきっちりとまとめにかかる。 余韻だけを残して。 『百万のマルコ』然り、この手の柳作品は私の大好物なのだ。 連作短編集ってやっぱり、ただの短編集じゃない。 一話ずつ成り立ちながらも、最終話で根底にあった謎が解決する。 その形式は、長編の短編集だと思っている。
    パンとペンの事件簿 (幻冬舎単行本)
  • 2024年11月28日
    六人の嘘つきな大学生
    誰もが憧れる企業の採用試験で、五千人を超える応募者の中から最終選考にまで漕ぎつけた六人の大学生。 この狭き門を突破するのは誰か。各々の思惑が交錯する。 この内容に対して物語が長いなぁ…と思いながら読んでいたのですよ、実は。 クズ揃いの登場人物に天誅が下されるんだろうと、自分の中で勝手に物語を完結させてしまっていたから。 …ん?と思った時にはあとの祭り。 まんまと作者の術中にハマってました。 なんなんだ?この怒涛の伏線回収は。 天誅は、天誅はどこに…?
    六人の嘘つきな大学生
  • 2024年11月24日
    ヴィクトリアン・ホテル
    まずは、この本を手に取ったキッカケは、ジャケ買いだったことを正直に記しておく。 そして『100年の歴史に幕を閉じる気品ある老舗ホテル』という設定も、「読みたくさせる」には十分だった。 中身はというと、この記念すべき夜に館内で起こる群像劇。 多少は忙しない部分もあったけれど、この一夜の出来事を感慨に耽りながら、読む。 そして読者は、彼らの…それぞれの夜を覚えておいて。 なんと言ってもこのホテルには、100年の歴史があるのだからね。ふふ。
    ヴィクトリアン・ホテル
  • 2024年11月20日
    時空旅行者の砂時計
    ミステリなのか、SFなのか… 時空旅行という特殊設定を上手く絡めながら、本格ミステリの体裁もしっかり整っている。 コレ、デビュー作ってホント? すごいな。 登場人物が多く、頭の中で整理するのが大変だったが、館の見取図と家系図があって助かった…。 「トリックのインパクト」よりも、私は「ラストの余韻の勝利」な気がする。 もちろん、続編も読みます。
    時空旅行者の砂時計
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