

くめそんめ
@kumesonnme
戦々恐々としている……。
- 2026年7月6日
イン・ザ・プール奥田英朗読んでる他に借りている本もあり、数日離れていたが、また戻ってこれて続きを読んでいる。面白い。 P.42〜43あたり、特に尚美が和雄を指摘する長セリフが好きだ。その人物の世界の見方に触れられるようで、こういうのを読むのはほんと楽しい。 私はコメディな筆致の夫婦喧嘩シーンが好きなのかもしれない。『ガダラの豚』の大生部夫妻を思い出した。 - 2026年6月27日
- 2026年6月26日
イン・ザ・プール奥田英朗読んでる読み始めたまだ冒頭だが、主人公・伊良部の考え方のクセがもう既に面白い。この人、どこまで本気で言ってんのかわからないけど、なんだか「多分本心だろうな」と思えて、なおさら笑うわ。 この先も絶対おもろい。楽しみ。 - 2026年6月25日
うみべのストーブ 大白小蟹短編集大白小蟹読んでる「雪子の夏」読了。 子供時代に環境(主に家族)が合わないことは、「自分が自分として生まれてきてよかった」と思えないほどに辛く苦しいことだってことが、優しい空気感の中に確かに描かれていた。生活の中の世界を呪うような気持ちを掬ってくれたことが嬉しい。そんな世界で、十八で家出したと言う、天涯孤独の主人公の「今ひとりで超楽しく生きてる」の大ゴマセリフの頼もしさったらない。 いい話だっただけに、最後の文の「飽きるほど聴くことにした私しか知らない君のB面のうた」の意味がわからないのが悔しい……。「これから夏が来るたびに主人公が、主人公しか知らない雪子の一面を思い出す」ということなのかな。なんか元ネタがあるのかも。 - 2026年6月25日
うみべのストーブ 大白小蟹短編集大白小蟹読んでる「うみべのストーブ」読了。 うーん、私には刺さらなかったなあ。アセクシャルの私は「恋愛の話」ってだけで、感情移入できなくなったりするから、これもそういうところがあったのだろうか。 日常の物語が好きな人は好きかもしれないけど、作品独自の視点みたいなのを(私は)見つけられなくて、あまり心を揺さぶられなかった。 「このマンガがすごい!」で一位を取ってるイメージが強くて、一編目からハードルが上がりすぎてたところはある。 その人の生活の中にとっては大きな、しかし世界にとっては小さな躓きの描写はちょっと好き。えっちゃんの「私は言ったことも言われたことも気にしすぎてダメなんだ 今日会社で怒られちゃって そしたら自分の全部無意味に思えてきて」のセリフとか。 感想を書いていて気づいたが、このセリフに対してスミオは「大丈夫」と励ます前に、バイトで怒られて泣いてる過去があるんだな。悲しみが無駄じゃないようなところに、優しさを感じる。 - 2026年6月22日
売野機子短篇劇場売野機子読み終わった売野機子作品は、連載中の『ありす、宇宙までも』しか読んだことがなくて、この作者の物語の閉じ方には初めて触れた。 特に好きな一編は『成人式』だ。 綺麗事と思う読者も中にはいるかもしれないけど、私はこの優しい終わり方が好きだ。十代で既に人生が荒れてると、「このままだと終わるぞ」としか言われない。「もうだめだな、お前は」とまで諦められることも多々ある。そうされると、他人には見えてない、自分なりに踏ん張ってた部分がどうでもよくなってきて、さらに破滅していく。破滅以外の将来なんて、どうしてもない気がしてくる。きっとそれをわかってて、あえて「大丈夫な未来」を描いたんだろうなあ、と思った。 創作での救いのひとつはやっぱり、私は「見つけてもらうこと」だと思う。そんでもって、この作品は私を見つけてくれる作品のひとつだ。 「大丈夫」という言葉はときに無責任なものになるから、「“泣かなくて”大丈夫だよ」という言い方を選んだのかもしれない。 あとがきで作者が触れているように、「わかりにくい作品」が何編かある印象ではあった。しかし、そこで「モヤるのは絶対嫌」になるか、「心象風景のような作品はむしろ高評価」になるかは、好みで分かれそうだ。私は、「うーん?」と引っかかりを覚えながら読んだ箇所は、正直、もう少し物語について行かせてほしかったが、総合的には、友人に勧めたいくらい好きな短編集になった。 『ありす、宇宙までも』でも感じていたが、全体を通して、漫画表現における「引き算」の上手さに舌を巻く(しばしば読解が難しいところは、引き算のしすぎに感じる部分もあるが、この短編集には同人誌に載せたものもあるとのことなので、全てを商業的なエンタメとして読もうとする姿勢が、そもそもズレたものなのかもしれない。)。「画面の構成(コマ割り)が独特」という圧倒的な足し算の要素を、「すっきりとした絵柄(ただシンプルというわけではなく、読みやすいのに美しい絵ですごい。ほとんどアナログで作画しているとおっしゃっていて、つまりおそらく、精密に整った線を引けるよう腕をサイボーグ化したのだろうと思われる。)」や「文字を極力減らす」という引き算の技巧によって、バランスが取れてしまっている。 また、物語だけ取り出すと、人間のかなり汚いところを描いているのが意外だった(『ありす、宇宙までも』にも、汚い部分がないわけではないが、この短編集は更に、いい意味でアングラな印象。)。読みやすいし、キツすぎる(不快な)ところもなかったし、好きな題材が多かったこともあり、あっという間に全編読めた。 ただ個人的には、先が読める展開も多いように感じた。悪いというより、この作品はエンタメとして脳汁を出すための作品とは違う気がする。ここは好みの問題だし、意外な展開があればいいというわけでもないが、「痺れる」表現が好きな私としては、その感覚はあんまりなかった。「痺れる」の味覚は反応しなかったけど、十分以上に味わい深かったのは間違いない。今後、また読み返したくなるだろう。 - 2026年6月22日
僕に踏まれた町と僕が踏まれた町中島らも読んでる再読中p.40 “「訳のわからんもの」ってけっこう強いんである。” 訳のわからんものを、訳のわからんものだと自覚しながら、それをやってしまえるのも強さだと思った。普通、こんな有様を嘲笑されたら、もしくは見向きもされなかったらどうしようと考えてしまい、ブレーキがかかって行動にはうつさないだろう。そこで「やっちまえ」ってなるのは、強い。 - 2026年6月21日
白いメリーさん (講談社文庫)中島らも読んでる『日の出通り商店街 いきいきデー』読了。 ・邪道バトル小説……。 ・居酒屋で、めっちゃ話が上手いおっちゃんの、盛りまくった武勇伝聞いてる気分だった。 ・男の馬鹿で駄目なところを、こんなに魅了的に面白く書けるのか。不快感もなく。めちゃくちゃに見えて、バランス感覚がすごい。
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