おもしろい。図書館で借りてきた２巻目は休みの日に一日で読み終わりそうになり、もったいなくて最後の1章だけ翌日まで読むのを我慢した。 手元に置いておきたくなったので、日本の古本屋で全巻揃いを探して福島県の古書店から購入。

図書館で読んでいた本から顔をあげたら目の前の棚にあって、一時期ちょっとした時間の隙間に青空文庫で読んでいたのを思い出した。

市営プールに行ったら落ち葉掃除のために今日は1時間遅れて開くということで、図書館で待ちながら読んだ。

少しずつ読んでたらすぐ2週間経ってしまって、貸し出し期間の延長をしてまだ読んでる。大江健三郎おもしろい。小説の中に出てくる本もいろいろ気になっていて、ディケンズの「荒涼館」とサルトルの「嘔吐」とウィリアム・ブレイクの詩も読んでみたい。

明治時代に南陽外史という人が翻案した『シャーロック・ホームズの冒険』では、当時の人たちに馴染みやすいよう「ベーカー街」が日本風にアレンジされて「麺麭（パン）屋町」になっている… というのを万城目学さんの文章で知って、きゅんとした。