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猫敷
@neko253
  • 2026年8月11日
    踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君
    昔ひどく金原ひとみの文章に打ちひしがられたのを覚えていて、小説そのものを読もうと思った……はいいけれど、どれを読もうか選べられず、エッセイを選んだ。 20年分の重みがある。ハードカバーなので余計にそう感じる。 当時の読書体験で、若い頃に芥川賞を取った方、聞いて心がひりついたのを覚えている。けれどこのエッセイを読んで、若いからこそ書ける……とは思わなかった。一貫とした観念が存在をしていて、その表現法が増えたから今の文章なのだと思う。そういえば、暗い気持ちで何かを書いてもいいんだ、と思えたのはこの人の文章のおかげだ、と思い出せた。
  • 2026年7月30日
    烙印の名はヒト
    古めのSF小説しか読んでいなかったので新鮮だった。 元から付与されているAIの定義から外れることなくストーリーが進んでくれるのが嬉しかった。人になりたいAIという展開やテーマはありふれているけれど、この話は付与された定義から外れることなく進んでいく。おかげで新鮮に感じることができたし、出てくるキャラクターのバリエーションが現代だな……と感じる。 大量のキーワードに処理が追いつかなくなることもあったけれど満足。とにかく神話やカタカナ表記のワードが頻出するのだけは自分も気をつけようと思った。
  • 2026年7月23日
    星野徹詩集
    言葉の一つ一つが題材を目指している。タイトルが神話などをモチーフにしている。そのまま題材として置かれているので、もしその名前や事象を知っている場合にはイメージ・読解の手引きとして役に立った。非常に細かく書かれているので、詩集ではない感覚がする不思議な本だった。形容しがたい感感を得つつも、手元に置いておきたい一冊だった。
  • 2026年7月15日
    スピン/spin 第16号
    スピン/spin 第16号
    こういった雑誌を読もうと思ったのが先月のこと。とりあえず発売日をメモして買いに行ったけれど、初日に地元の書店で売り切れだった。 かなり期待をして読み、やはりひとにこだわらず、あらゆる文章を読むのは楽しいことを再確認した。同じ言葉なのに、白と黒の紙面であるのに、異なる感覚が得られるのはやはり面白い。 なんだかんだでズルズルと遅めの読み方をしてしまったので、今度別の雑誌を読むときは時間をしっかり作って挑みたい。
  • 2026年7月9日
    終わりの感覚
    終わりの感覚
    うわべの記憶と真実という印象を受ける。どうも嫌な人間が多い話だな、と思った時に「そう読ませられている」ことに気づくことの恐ろしさがあった。
  • 2026年7月1日
    日韓SF交換日記 あなたの言葉を聞くための対話
    日韓SF交換日記 あなたの言葉を聞くための対話
    大好きなかかり真魚さんが短編小説を寄稿しているので購入しました。 交換日記の内容は噛み合っている方々もいれば、ここで終わるの?と感じるものもあり、なんとも言えません。ただ、韓国の作家の方々が書き記してくださった韓国の情勢については、あまりにも生々しく、強烈でした。読んでよかったです。最近触れてきた韓国文学や動画作品へのイメージが変わりました。 目的だったかかり真魚さんの短編小説はやはり素敵でした。ずっとファンでいたい。この方の文章が好きです。交換日記への応答をテーマとして書かれたこの作品での『あなたの名前をみつけた。』という書き出しは、ドキドキさせられました。 それから、私はSF作品についてはまだ初心者であると痛感しました。これを機に何冊か読もうかな?
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