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猫敷
@neko253
  • 2026年9月23日
    粉瘤息子都落ち択
    自分が使っているキャラクターのコンボ表記がそのままあるという噂を聞いて手に取った。本当にドリームコンボ(今通じるかわからないけれど)があって感動。あらゆる格闘ゲームの基礎的な用語が説明もなく書かれるさまは圧巻のひと言。同時にこれを読みながら格闘ゲーム用語を調べる人がいると思うと、訳の分からない辞書に挑む気持ちなのか?と想像をして楽しんだ。 物語としてはラストがここまで透き通るものだとは思っていなかった。登場する人物たちは粉瘤でないにしろ、心に何処か膿のある存在を持っていて、それらが一つずつ壊されていくのが良い。序盤に主人公が抱えるぐちゃぐちゃな部分(主人公の粉瘤の詳細)の描写が多いので、これらが解決されていくのが気持ちがいい。 とにかく、自分は格闘ゲーム用語をある程度わかっているので楽しめた・読みやすさがある部分があるけれど、ほかの人はどうだろうか心配にはなる本だった。確かに金原ひとみさんは好きそう。
  • 2026年9月17日
    入門講義 アニミズム(1094)
    文化人類学のことを知るために奥野先生の本を毎回読んでいるけれど、アニミズムに注目したものは最近読んでいないな……と思って手に取った本。 菊とポケモンは表紙こそ見たことがあるけれどまだ読んでいない本……だと思い出したけれど、もう16年前の本だと気づいて驚いている。その頃から文化人類学が気になっていたのに、まだ読んていない本があるということにも…… また、アニミズムが細分化されているなという感想を抱く。八百万の神の引用はされがちだと思っていた……ところ、現代文化を絡めての解説がうまい。やはり理解は一番身近なもので説明したほうが早い。
  • 2026年9月17日
    シュレーディンガー詩集 恋する物理学者
    シュレーディンガー詩集 恋する物理学者
    様々な物語に引用され続けているシュレーディンガーの猫について思い出したときに、ちょうど検索にヒットした本。 読んでみるとこれがなかなか情熱的な詩集だった。自分が根っからの文系なので、物理学などの理系学問はすべて冷めているような印象を持っているからより驚いた。それでいて描写が丁寧かつ一点(あなた)に向けられているのがとても良い。 また、翻訳に関しても好感触を得た。単に訳したものではないのだろうと思っている。取ってつけたようなものではなく、人物背景もしっかりと描写されたものではないだろうか。とても嬉しかった。
  • 2026年9月5日
    すばる 2026年9月号
    入院中のお供に。 いつもエンターテイメント系の話を読んでいるので、こういった純文学的なものを読むのは久しぶりだった。今はこういうものが好まれるのかな……?と探り探り読むのはなかなか面白かった。 勝手なイメージだけれど、純文学を追うと時代の流れを強く感じている。近代で止まっている文章のイメージが推進されていく。それでいて、今書かれている小説たちについては、やはり近いようで遠い話だと思ってしまう。あくまでもフィクションであることは認識し続けないといけないな……と。
  • 2026年8月30日
    読まれる覚悟
    読まれる覚悟
    最近趣味で書いている文章に自信がなくなってきたので、何か応援になってくれればいいな、と思った本。 結局私の応援にならず「人の解釈を否定することもなく、自由にしたまま書き続けたい」と感じた。同時に「書き切ることで読まれるスタートラインに立つ」とも。後者の気づきが最も大きなものだった。何もかもしっかり締め切りをつけて書き切ることが大事だ。自信を持って文章を送り出すためにも。
  • 2026年8月11日
    踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君
    昔ひどく金原ひとみの文章に打ちひしがられたのを覚えていて、小説そのものを読もうと思った……はいいけれど、どれを読もうか選べられず、エッセイを選んだ。 20年分の重みがある。ハードカバーなので余計にそう感じる。 当時の読書体験で、若い頃に芥川賞を取った方、聞いて心がひりついたのを覚えている。けれどこのエッセイを読んで、若いからこそ書ける……とは思わなかった。一貫とした観念が存在をしていて、その表現法が増えたから今の文章なのだと思う。そういえば、暗い気持ちで何かを書いてもいいんだ、と思えたのはこの人の文章のおかげだ、と思い出せた。
  • 2026年7月30日
    烙印の名はヒト
    古めのSF小説しか読んでいなかったので新鮮だった。 元から付与されているAIの定義から外れることなくストーリーが進んでくれるのが嬉しかった。人になりたいAIという展開やテーマはありふれているけれど、この話は付与された定義から外れることなく進んでいく。おかげで新鮮に感じることができたし、出てくるキャラクターのバリエーションが現代だな……と感じる。 大量のキーワードに処理が追いつかなくなることもあったけれど満足。とにかく神話やカタカナ表記のワードが頻出するのだけは自分も気をつけようと思った。
  • 2026年7月23日
    星野徹詩集
    言葉の一つ一つが題材を目指している。タイトルが神話などをモチーフにしている。そのまま題材として置かれているので、もしその名前や事象を知っている場合にはイメージ・読解の手引きとして役に立った。非常に細かく書かれているので、詩集ではない感覚がする不思議な本だった。形容しがたい感感を得つつも、手元に置いておきたい一冊だった。
  • 2026年7月15日
    スピン/spin 第16号
    スピン/spin 第16号
    こういった雑誌を読もうと思ったのが先月のこと。とりあえず発売日をメモして買いに行ったけれど、初日に地元の書店で売り切れだった。 かなり期待をして読み、やはりひとにこだわらず、あらゆる文章を読むのは楽しいことを再確認した。同じ言葉なのに、白と黒の紙面であるのに、異なる感覚が得られるのはやはり面白い。 なんだかんだでズルズルと遅めの読み方をしてしまったので、今度別の雑誌を読むときは時間をしっかり作って挑みたい。
  • 2026年7月9日
    終わりの感覚
    終わりの感覚
    うわべの記憶と真実という印象を受ける。どうも嫌な人間が多い話だな、と思った時に「そう読ませられている」ことに気づくことの恐ろしさがあった。
  • 2026年7月1日
    日韓SF交換日記 あなたの言葉を聞くための対話
    日韓SF交換日記 あなたの言葉を聞くための対話
    大好きなかかり真魚さんが短編小説を寄稿しているので購入しました。 交換日記の内容は噛み合っている方々もいれば、ここで終わるの?と感じるものもあり、なんとも言えません。ただ、韓国の作家の方々が書き記してくださった韓国の情勢については、あまりにも生々しく、強烈でした。読んでよかったです。最近触れてきた韓国文学や動画作品へのイメージが変わりました。 目的だったかかり真魚さんの短編小説はやはり素敵でした。ずっとファンでいたい。この方の文章が好きです。交換日記への応答をテーマとして書かれたこの作品での『あなたの名前をみつけた。』という書き出しは、ドキドキさせられました。 それから、私はSF作品についてはまだ初心者であると痛感しました。これを機に何冊か読もうかな?
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