長らく積んでいた本をようやく読みきれた。 子どもと大人、過去と未来、単純さと複雑さみたいな対比が面白い作品だなと思った。主人公のこころちゃんと年代が近いから、たくさんある伏線に同じような反応をしてしまうところも追体験ができて良かったのかもしれない。 本屋大賞に選ばれるのも納得だなと思い調べたら7年前。 …7年？

地底世界が浪漫の塊で読んでて楽しい。 叔父や感情、好奇心に振り回されながら冒険をするアクセルにめちゃくちゃ笑った。可愛い人だよ。

表紙に釣られて買った本だけれど、好きな要素が詰まった冒険物語ですごくおもしろかった。100年前の作品なのもあって、肉食恐竜が両脚で飛び跳ねたり、イグアノドンがゴジラのような立ち姿勢で描かれていたり、昔の恐竜に対する認識を見れるのもよかった。

怖い。読み終わった後も頭にこびりつく。 面白いとは言いたくない内容だったけど、読むのが遅い私が1日で読み切れた。

シリーズを通して、多くの登場人物たちの心遣いが素敵な作品だった。たまにトンデモ発言が飛び出すことも相まっておもしろい。

政治に対して理想を持つ庶民が、政治の世界に片足を突っ込んだら…。ハリスおばさんを通して政治家たちの苦労やら悪どさやらを垣間見れるのだけど、私はバターフィールドおばさんタイプなので絶対にできない職業だなと思う。