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よね
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@yone_shinmai
隔週で子どもと図書館通い 余韻が深い考える系が好き 単純に爽快なタイプも好き
  • 2025年11月1日
    この世にたやすい仕事はない
    少しだけ読んでその後長らく積ん読だったのはなんでだったか…と、久しぶりに手に取ったら、どこか微妙にハマりきらない主人公像や設定や展開があったからだと思い出した。 アナウンス原稿つくる話やおかきの話など、わくわくするエッセンスが要所要所で感じられる一方、主人公の雰囲気がいまいち掴みきれず、途中まで男かと思いこんで読んでたよ(おかきの話でやっと気づいた)。 “たやすい仕事”を求める主人公が、結局はそのたやすさに甘んじることなく少しずつ能動的になっていくさまは、社会の挫折からの回復や成長物語にもとれるし、割とそれもささやかに描かれているのがこの作品の味ともとれるし、なんにせよ変わったバランス感覚で構成されたお話だったなあ、という感じ。 面白かった?と聞かれたら、うん、なんか、不思議な感覚になる面白さはある、てくらいの間合いで答えると思う。
  • 2025年10月17日
    一線の湖
    一線の湖
    「線は僕を描く」の続編📚遅ればせながら発見👀 1作目がツボすぎてさほど期待してなかったんだが、もう、、、読むあいだに何回もうるうるして揺さぶられた。 すっかり霜介の静けさの中の葛藤や混沌や豊かな感性の虜です。前作よりさらに内省的な内容なのに、それを彩る生き生きとした子どもたちのエネルギーとの対比が見事。この作品自体、書いてあることと書いていないことから浮かび上がるもののバランスが最強なのでは、と、水墨画に通ずるものを感じました。文字を追っていたはずなのに、ずっと行間を読んでいた気分です。 手元に置いて読み返したくなる作品に出会えた気持ち。とても幸せな読書体験でした。
  • 2025年10月12日
    シーソーモンスター
    久しぶりに伊坂幸太郎読みたいな、と思って未読のものの中から図書館にあるやつ借りてきた。 2作入ってて、タイトルの作品のほうが不思議でわくわくする伊坂ワールド、もう一作品が映画のようなやや込み入った展開のもの。私は前者が世界観で言うと好みだった。 あとがきを読んで知ったけど、文芸誌の螺旋プロジェクトという企画で古代から未来までを「対立」をテーマに書く競作作品の一部だったとか。 時代を9つに分けているのに、伊坂さんだけ昭和後期と近未来の2作を書いているのはなぜなんだろう。シンプル気になる。 つながりで次読むなら薬丸岳にしよう(元々好き)。
    シーソーモンスター
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