
たかとし
@yume_hon_no_mushi
本の虫になるのが夢です。
- 2026年4月3日
ハリー・ポッターと賢者の石<新装版>J.K.ローリング,J.K.ローリング,佐竹美保,松岡佑子読み終わった世界的な名著ではあるけれど、読んだことがなかったので、今さらだけど読んでみようと思った。 長い、本当に大長編。でも、面白い。どんどん先に進む。児童文学だから言葉も容易で難しい表現がなく進んでくれるのはありがたい。ただ、長い。なかなか読み終わらない…w 本作は映画は観ていた。そして内容は映画通り。読みながら映画のシーンが浮かんできた。 ちなみに映画を観たのは大人になってからで、学校の先生をしている私は「ハリーポッターって贔屓され過ぎじゃね? 生徒を公平に扱わないなんて教育機関として失格では?」ということで楽しめなかった。 特に最後の結果発表のシーン、スリザリンが1位で喜んでたのに、校長が後出しの加点をしてグリフィンドールを逆転優勝にしてしまうやつ。これはあまりにもスリザリンの生徒が可哀想だし、「あの人」のような悪の道に堕ちる魔法使いが出現するのは仕方ないと思った。 きっとこのシーンは映画の誇張なのかと思ったが、やっぱり原作通り。むむむ、ってなったが、不思議と映画の時よりも違和感はない。ハリーポッターたちが失態して寮生たちからハブかれたり苦しんだりする場面が濃く描かれているからかもしれない。本の方だと情景だけでなく、主人公ポッターの心理描写もあるので、彼の気持ちに共感しながら物語を進められるのもあるのかも。 話を本に戻す。 本書は映画の通りだから、頭の中にそのシーンを想像しながらスラスラと読めた。だがしかし、映画と同じだけに先々の展開が分かっていて、なんとなく映画のシーンを文章でなぞっているだけな気がして非常に残念だった。 せっかくなら、映画を観る前に読んでおきたかった。次の話の『秘密の部屋』は映画を観ていないので、次は先に読んでから映画を観るか!って思った…が、大長編だから、読了まで他の本との出会いができない。映画を観て原作を飛ばすか、原作読んで映画を観るか。どうしようかね… ただ、映画化される頃にこの本に出会っていたら、寝食を忘れてのめり込んだに違いない。時間を巻き戻したい。今だと「映画観れば原作読まなくてもいいかな」ってなってしまっている。むむむ。 - 2026年3月22日
読み終わった日記を書いて「今、この時の自分」を記録して見つめつつ、他人と共有しよう。そんな本。 日記は小説やエッセイのように他人に読んでもらうことが想定されない文章。だから、思いついたことをそのまま書いたらいいのではないか?ということを教えてくれる。 AIは面白い小説を書くことができるかもしれないが、日記はその人にしか書くことができない。AIから最も距離のある文章。社会ではなんでもかんでも、生産性だとか効率だとかが求められるけれど、人間がただ生きているということが確認できるのが、日記なのだ。 日記をつけるハードルは下げるとこまで下げる。何もなければ「今日は何もなかった」でいい。また、毎日欠かさず書かなくてもいい。週一で書くのもよし、月1で書くもよし、年1にしてるような人もいる。ただ、長期間のことを書くとなると思い出フィルターや誇張して書いたりするかもだから気をつけたい。 後半は日記を書いて他者との繋がろうという話。エッセイだと仰々しい。でも、日記だから他人に読ませるものではない。そんな日記を今流行りのZINEとして出したりするのも面白いよね。 日記を書くことを通じて、今の自分を記録し、未来の自分があとで見返したときに「そんなこともあったねぇ」と思えるようになりたいと思った。 また日記は「書く瞑想」になるとのことで、思考の整理や、認知の歪みの修正などをするために、ぜひやつまで見たいと思う。すぐスマホを開く自分から離れるため、というのもある。 - 2026年3月7日
カンガルー・ノート安部公房読み終わった「脛にかいわれ大根が生えてしまった主人公が、病院のベッドに乗って様々な世界を旅する話」 これがこの本のストーリーである。何を言ってるの?と思うだろう。私もそう思った。 「なんか意味わからないストーリーの本」として、SNSのタイムラインで流れてきたので、気になって読んでみた。 本当に意味がわからなかった。 足にかいわれ大根が生えてきて、病院行ったら麻酔で眠らされて、気がついたら自走するベッドの上にいて、硫黄泉やら三途の川やらデパートの文具店やらを巡り、目のない母と親子喧嘩をし、そして顔のよく似た垂れ目の女たちと交流し… とにかく脈略もなく、どんどん場面が変わる。その度に「なにこれ、一体、どういうこと?」って困惑する。しかし、物語はそれがさも普通のことのように淡々と進んでいく。 それぞれの場面に意味なんてないのかもしれないし、何かのメタファーなのかもしれない。 ただ、著者のスッと心に入っていくような文体に惹かれ、意味はわからないけれど、気がつくとサクサクと話が進んでいった。文体は好き、だけど意味がわからない。 オタスケ オタスケ オタスケヨ オネガイダカラ オタスケヨ 結局、膝から生えたかいわれ大根は何だったのか、何も解決せずに終わる。 「えぇ、これで終わり?! なにこれ、なんなの???」 というのが読了後の感想。 まるで支離滅裂な夢の中を彷徨っているような小説。これがシュールレアリズム、これがアヴァンギャルドか! 最近、タローマンの影響で岡本太郎にハマっているおかげで、こういう前衛的な作品を受け入れられた。 というか、好きかもしれない。 安部公房は過去に『砂の女』や『箱男』に挑戦したのだが、途中で迷子になり読むのをやめてしまった。だから、この作品が初の安部公房になる。 安部公房がシュールレアリズム作家だというのは知識としてはあったが、なるほど、こういう小説を書く人なのか。 意味は分からなかったけれど、楽しかった。支離滅裂で終始何が起こっているのか分からなかったけれど、飽きることなく最後まで読めた。 安部公房ってこんな難解な話ばかりなのか。その中で、この『カンガルー・ノート』は難解レベルはどれほどのものなのか。 Geminiに、安部公房作品で初心者でも楽しめるのレベル1、コアなファンしか楽しめないのをレベル5にすると、この作品はどのレベルになるのか聞いてみた。 するとレベル1は『砂の女』で、レベル5は『密会』『箱男』になり、その中で『カンガルー・ノート』はレベル4とのこと。そして、これを面白いと言えるなら、安部公房にハマる素質は充分とも。 安部公房、ひょっとして、好きになるかもしれない… - 2025年12月15日
読むのやめた著者の批評が面白く、読んでみたい本や観てみたい映画やアニメがたくさん出てきた。 「これ面白かったよー」という作品紹介だけでなく、小難しくならないように社会の動向と絡めたりしている。人を引き込む文章の技術は、これまで数多くの作品に触れてきたからこその感性なのだろう。 『成瀬は天下を取りにいく』が、これまでの青春小説と一線を画してるシン・青春小説だというところに共感した。 ただ、私はこの本から、良質なインプットの方法について学びたかった。著者の批評は確かに面白いが、「これを読みたくて買ったわけじゃないんだよなぁ」が次第に強くなってきた。知らない作品の批評を読んでも、少し飽きてくる。 せめて3部構成にしておいて、ラストのとこで著者の批評を載せればよかったのでは? 前に『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んだ時も思ったけど、タイトルと内容との乖離のあるものが多い気がする。 - 2025年12月15日
読み始めた読書で得た知識や感動を上手にアウトプットしたいと思い購入。最近、本を読んでないせいか頭が正常に働いていないと感じたので、読書脳を作りたかった。 1章で読んだ本のアウトプット方法について説明し、そのあとは「こうするといいよ」というように、noteに掲載した著者の批評が掲載されている。 「これはハウツー本ではなくて、著者のこれまでの批評のまとめ本なのでは? 著者の提案する鑑賞ノートのつけ方を詳しく知りいのだが…?」 と、困惑した。しかし、著者の批評が面白くて、のめり込む。 本書はタイトルの件については、詳しく教えてくれない。これを「実際の文章から学べということか」として自分の技術として取り入れようとするのか、「タイトル詐欺じゃねぇか!」と憤るか。 でも、結局、こういうことって、技術をひとつひとつ教えてもらうよりも、実際の文章を読んで咀嚼して自分の技術として吸収していくしかないのかもしれない。著者は「ほかの人の批評を読んで技術を盗め。ゼロから全てを教わろうとしたって身につかない。実践あるのみ!」と言いたいのかもしれない。 - 2025年12月14日
ニュートン先生の地球46億年講義田近英一読み終わった勤務校の校外学習として上野の「大絶滅展」に行ったが、生物が専門の私には予備知識がなくて楽しめなかった。だから、もっと地球や生命の歴史を勉強したいと思い購入。 「知識ゼロから」とあるように、知識がなくても分かるように平易な言葉とオールカラーのイラストで書かれている。地球の凍結や大量絶滅、節足動物から爬虫類そして哺乳類の生物の歴史。 対話形式になっているので、読んでいて分からないこともちゃんと解決してくれた。 何度か読み返して自分の知識にしていきたいと思える1冊だった。 - 2025年11月29日
- 2025年11月24日
- 2025年11月23日
今日の芸術 新装版岡本太郎岡本太郎は、社会人2〜3年目くらいに『自分の中に毒を持て』を読んで感銘を受けた。 去年、太陽の塔を初めて訪れ、再び岡本太郎に注目するようになり、そして最近、タローマンを観て今は岡本太郎ブームがきている。 本書は劇場版タローマンを観た帰りに書店に立ち寄り購入。 - 2025年11月23日
今日の芸術 新装版岡本太郎読み始めた - 2025年10月4日
アンパンマンの遺書やなせたかし読み終わったやなせたかしが自分の人生を振り返る本。 漫画家になりたいのに、なぜか頼まれる仕事は漫画とは違うことばかり。それでも器用にこなして、ヒット作を生み出す。だけど、それで有頂天になるどころか「私はいったい何者なのだ?」と悶々とする日々。 名だたる人たちと一緒に仕事をし、そしてヒットするところを見ると、やなせたかしは紛れもなく「天才」なのだろうと思う。見よう見まねでシナリオ描いたり舞台演出するけど、それがちゃんと様になってるから、本当に頭がよくてセンスのある人だったのが伺える。本人は「なんか見よう見まねでやってみたら、偶然、うまくいってしまった」みたいに書いているが、これはぜひ、彼と仕事した人たちの声も聞いてみたいと思った。 権威を嫌い、好きなものは好きという純真な表現への想いや、彼の人間性に惹かれた。 私にとっての、やなせたかしは「アンパンマンの著者」だけれど、それ以外のことをたくさんやっていたことや、彼自身、絵本作家になるなんて全く考えてなかったということ。 本編の最後は「◯年◯月、やなせたかし死す。全財産はアンパンマンに贈る」で締められていたけど、そのあとで文庫版あとがきがついていて「まだ終わらなくてよかったね」と安堵した。 人生の最後までエンターテイナーだったんだなと感動し、人を喜ばせることが大好きなやなせたかしに感銘を受けた。 この本、著者が生きてるうちに読んでおきたかったと後悔した。 あと、終盤の詩に涙がでた。 「生まれた時はひとりだったし 死ぬ時もひとりだもの 今ひとりだってさびしくない でも少し さびしい なぜだろう?」 - 2025年10月1日
アンパンマンの遺書やなせたかし読んでる読み始めたやなせたかしの人生の集大成の本。 「なんか分からないけど、私のところに色んなところから仕事がやってくる」みたいに本人は書いているから、ラッキーな人なんだなくらいにしか感じられない。でも、きっと凄い物を持ってるから、仕事を任せたくなるんだろうなと思っている。 見よう見まねで始めたら形になってヒットした、とかいう天才エピソードが多い。 - 2025年8月10日
- 2025年8月9日
ちくま評伝シリーズ〈ポルトレ〉やなせたかし筑摩書房編集部読み終わったやなせたかしの生涯がわかった。周りからの依頼を断らず、「困ったときのやなせさん」でいたら、いつしか自分の辿り着く場所にたどり着いたという彼の人生。 なかなか自分のなりたい漫画家になれず、悩むけれど、その過程でいろんな人たちといろんな仕事を成功させるのは、天才のなせる技なんだと思った。 朝ドラと同じ場面と異なる場面とかを比べながら読めて楽しかった。 今、もしも、やなせたかしが生きてる世界にいたら、詩とメルヘンを毎月購読したと思う。何冊かはあるから、開いてみようと思った。 - 2025年8月8日
ちくま評伝シリーズ〈ポルトレ〉やなせたかし筑摩書房編集部読み始めた私が生まれてすぐに夢中になった作品、アンパンマン。その作者のやなせたかしをモデルにしたドラマが朝ドラになってるので、観ているのだが、すっかりハマってしまった。 やなせたかしの本は過去に数冊読んで、その人柄とか考えに感動したのだが、改めて「やなせたかしとは何者か?」が知りたくなって本書を購入。 そして読んでいる。 いくつになっても「自分が何者か?」を模索する姿が、なんか自分と重なるなと思って読んでいる。ただ、なんでも器用にこなせるすごい人なんだなと読みながら驚かされる。 - 2025年8月8日
- 2025年8月8日
言葉を離れる横尾忠則読み始めた恥ずかしながら横尾忠則氏は名前をうっすら聞いたことがあるくらいで、あとは何も知らない。 下北沢のヴィレヴァンを訪れた時、横尾忠則コーナーみたいなのができており、マグリットの絵の表紙に惹かれて本書を手に取った。適当なところを開いて読んでみたところ、文章がスッと入ってきた。 何か惹かれるものがあり購入して、さっそく読んでみたら、なんだか小難しい。衝動買いは外したかと思ったが、せっかくだからと少し読み進めてみたところ、著者のワールドに引き込まれそうな予感が… このまま著者のエネルギーに引き込まれていくのか、それとも挫折して投げ出してしまうのか。 しばらく読んでみることにする… - 2025年8月7日
- 2025年6月2日
わたしは食べるのが下手天川栄人読み終わった読了。知らないことばかりで勉強になるお話だった。 会食恐怖症や摂食障害、宗教上の理由や貧困など、食に関して様々な事情を抱える中学生たちが、給食のあり方について考えていく話。会食恐怖症の葵と、摂食障害(過食)の咲子の2人の視点を切り替えながら物語は進む。 中学校の課題図書として扱われており、内容は中学生向けなので簡単に読めた。しかし、内容は重く、それぞれの当事者の気持ちや背景があり、非常に勉強になった。 この本を読む前に、高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』を読んでいたので「みんながみんな、食事を楽しんでるなんて考えるべきではないよね」みたいな価値観が被った。 会食恐怖症の葵が、咲子に出会い、「私だけが辛いわけじゃないんだ」と考えを改めるシーンが好き。「誰も私のことをわかってくれない、私は可哀想」とメソメソする葵に咲子がイライラする場面とか。 ムスリムの女の子が豚肉を食べないということについて、「食べられない、って言い方やめて。『食べられない』のではなくて『食べたくない』の。あなただって、犬の肉食べろって言われたら食べられないよね?」って諭すシーンもストンと腑に落ちた。豚肉を『食べる』側の私たちは「豚肉が食べられないなんて…」とか思ってしまうけれど、私たちだって犬や猫の肉を食べたりしないし、どんなに美味しく味付けされたとしても食べたくはない。それと同じ。 当事者はもちろん、健康的に「食事ができる」中学生も読んでほしいし、学校の先生にも読んでもらって「給食は好き嫌いせず残さず食べるべき!」がいかにナンセンスかを知ってもらいたい。 - 2025年6月2日
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