わたしが「わたし」を助けに行こうー自分を救う心理学ー
22件の記録
sasai@sasai_742025年7月25日読み終わったあなたがいつも繰り返してしまうなかなか解決できない問題は、実はあなたの中にいるナイト(騎士)くんがあなたを守るために引き起こしているのかも知れない。 「やりたいことがあるけど忙しくて時間がない」 「仲良しな関係に憧れはするけど人と関わるのが苦手だ」 そういった問題の裏側では、 「やりたかったことに失敗したら辛い。だから結果を保留しておくために、挑戦する暇をなくしてしまおう」 「信頼している人に裏切られたり嫌われたら悲しい。だから人と関わるのを面倒に感じるようにしたり、はじめから深い関係を築かないようにしよう」 このように心の防衛隊であるナイトくんが、より深く傷付く問題を回避するために、無意識のうちに頑張ってくれてしまっている。 多くは幼少期の養育者との関係など、傷付いてきたり、周りに頼ることができず自分でなんとかするしかなかった経験から誕生するナイトくん。彼らは不器用で極端で心配性。大人になった今でもあなたのことを幼く守らなければならない か弱い存在だと思っていて、これ以上傷付くことがないようにと躍起になっている。 問題を解決して本当にやりたかったことをやるためには、ナイトくんとの対話が必要になる。 ナイトくんはあなたを何から守ろうとしているのか理解し、あなたはそんなに過剰に心配しなくてもいいことをナイトくんに理解してもらう。 そしてナイトくんを排除するのではなく、これからはそっと見守っていてほしいことを伝える。 他人に頼るのではなく、自分で自分の心の動きを知り向き合っていく。 その初歩的な実践方法を著者の体験やカウンセリングの実例を交えつつ解説している。


なみなみ@naminami_coffee2025年4月30日かつて読んだふと思い出した坂口恭平さん「自己否定をやめるための100日間ドリル」を読み終えて思い出した本のこと。 自分の生きづらさについて悩んでいる、困っているときに読むと優しい言葉でどうしたらいいかを教えてくれる。幼い自分が身につけた生きるための知恵が大人になったいまでも働いてしまい不都合を感じてしまうということ。幼い自分と対話して抱える不安を癒していき、新しい知恵を身につけていくということ。 心理療法を分かりやすく噛み砕いたもので、心理学の本を読み進めている人にはどこかで見た、という内容だとは思うがとても良い本だと思う。 著者のYouTubeは一時期よく見ていたが、自分が不安定な時は内容が厳しく感じてしまい観るのをやめた。ただ、この本はそのような厳しさはあまり感じられない。
もみぃ@momie_6662025年4月17日かつて読んだ自分を守るために生まれたナイトくんの存在を知れて救われた。 たくさんのナイトくんがいて、きっと皆んなもそうだと思う。 完璧にやりすぎちゃう、べきねばちゃん 無価値と無力のリーダー、むーちゃん 正義感とモラルのかたまり、ろんぱちゃん どうしようもない悲しみの、サビちゃん 今まで、その存在は私を高めるためのものだと思ってた。でも、この本を読んで、名前を付けたら、私を守るためにいるって自分で気づけて、気づいた瞬間、嗚咽が止まらなくなった。 今も時々、いや、しょっちゅうやってくるこの子たちと、ゆっくり統合しながら生きていきましょう。

こうたん@koutan2025年4月14日読み始めた読み終わった今まで認知行動療法の本はいくつか持っていたものの、自分自身に向き合うことで傷を開くこともあると聞き及んでおり、なかなか実践まで行けなかったのでした。 しかし、この本では自身の中のナイトくんという、もう1人の自分に相対することでそれを和らげており、実践してみようと思うことができた。 ナイトくんと向き合うことは自分を助けに行くこと。はてさてどうなるか。
おもち@urumania691900年1月1日読み終わった不安だったり怯えたりする自分の反応は、自分を守るためだったんだな…。いままでそれを短所だと思ってたけど、少しずつ受け入れられるようになったし、受け入れると反応も軽くなってきてる気がする。これからも何度も読み直していくと思う本。


















