野生生物は「やさしさ」だけで守れるか?

6件の記録
- おん@moka2025年8月30日読み終わったKindle新書岩波ジュニア新書海外から来たから「外来種」かと思っていたけど、そもそもその土地になかった生物であれば、国内移動でも外来種、というのは目から鱗だった。 日本の生物は環境にやさしいから、外来種にやられてしまうんだ、と勘違いしていた。日本の生物が海外で悪さをするパターンもあるのか。 いきものの保護を考えるときに、見た目のかわいさによって偏りが生じてしまうことは、肝に銘じたい。 奄美大島のハイビスカスへの対応は、慎重で強か。その前の刈るシーンで泣いてしまったのだけど、私の涙を返せ、とちょっと思ってしまった(笑)そう思ったすぐあとに、マングースの経緯が語られた。そういうことがあったからなのか、と、宇検村の素早い決断と行動に納得した。 どの人も、よりベストに近いベターを模索して、迷いながら、苦しみながら、行動している。今、自分が行動しないと、手遅れになってしまう、という思いからだ。ただただ尊敬である。 誰かの努力なしに維持される自然は無い。自然によって、私は生かされている。いつかは人間も自然に淘汰されるかもしれない。どこかへ観光に行ったとき、必ず思い出したい。 この夏は、ジュニア向けの新書を何冊か読んだ。どの本も、「考え続けよ、正解は無い。この問いを君たちに託す」と最後に綴っていた。
- あずき(小豆書房)@azukishobo2025年8月20日紹介害獣も害虫も「駆除しなければならない」と、頭では分かる。でも命として向き合うと「かわいそう」と思ってしまう。害獣、害虫という呼び方だって、まったく人間の都合じゃないかと思う。 だけど熊が人を襲ったと聞くと「怖い」と思う。 そんな色々な気持ちをちゃんと受けとめて作られた一冊。つらい選択をしなければならない専門家の苦悩も伝わってくる。
- ハムサラ@hamsalad552025年3月27日読み終わったどの視点であっても落ち着いた切り口で、読むペースと考えるペースがいい塩梅で進められる 2025/03/27追記 読んでよかった。平易な文章で書かれているけれど、本当に考えないといけないことがたくさん、いや全部だよ。最後の文章も配慮を感じた。