凍りついた香り
35件の記録
くる見@walnut9662026年7月26日読み終わった大好きすぎて、終わらないで…と思いながら読んでいました。 自殺した恋人の記憶を辿る旅。少しずつ明らかになる彼の過去。 人はみんなさみしい部分を持っていて、その表現の仕方が静かで美しい。 それに加えて魅力的な空間の数々。温室、洞窟、廃墟…。 292ページからの一連の展開は切なく苦しいものでしたが、それまで読み進めてきたことで積み重ねられた弘之と涼子にまつわる色々が一気に弾けるようで、より物語に入り込める部分でした。 余韻が今も続き、他の誰かに読んでほしい気持ちに駆られています。 エピローグの最後の一滴まで、ぜひ。

社会人の精度@card_shi2026年5月8日読み終わった小川洋子さんの作品を読んだのは初めて。 そして初めての感覚の文章で良かった。 不思議と静寂さが漂う文章の中で確かに物語は進んでいる。心は揺れている。 これまで読んできた文章の中で最も静かで、そして美しかった。 他の作品も読んでみたい。



- aymn@aymn2026年3月28日読み終わった不思議な話だったなーー展開に唐突さはあったけどなんだか本当にその香りを嗅ぎながら読んでいるような本だった。静謐で、苔や岩のような香りと、その空気にいる文体。死を書くのが上手だな。小川洋子の文体って感じ。
- him@manimani_8452025年3月5日読み終わった自分が卒論を書き始めた時期に読み始めて、なんとなく中断して、卒業が目前に迫った今、読み終えてみた んーー不完全燃焼というか中途半端な着陸っぽさが否めない、堀江敏幸『その姿の消し方』に通づるもやっとした読後感 なぜ弘之が自死したのかわかったようなわからないような、 私は完璧なものも正解もだいすきなので、正答を恐れて死んでいった彼がよくわからない まぁ涼子(主人公、恋人)がわかったみたいだから、いいのか...































