生の短さについて 他二篇

生の短さについて 他二篇
生の短さについて 他二篇
セネカ
大西英文
岩波書店
2010年3月16日
20件の記録
  • オケ山
    オケ山
    @okeyama
    2025年9月28日
  • いずも
    いずも
    @izumo_izumo
    2025年9月28日
    誰もが必ず死ぬと分かっていても、その日、生きていれたことに感謝することは、僕はそんなにない。 あー、今日もつまらん一日を過ごしてしまった、と嘆くことはよくある。勿体無い。人生は短いのに浪費してしまったのだ、とため息と共に心で呟く。一方で、なんて幸せで充実したのだろうと思い返すこともある。生きてて良かったと、安堵する時もある。 過去を嘆き、未来を恐れて、今に不安する自分に悲観する時も多々ある。どうすれば良いのだろうと、考えが落ち着かないことも多い。 この本は迷っている心を助けるというよりは、そんなことだから迷うのだと、状況は単純だと、伝えてくれる。自分にとっては何よりも二千年前に自分と同じような感情に翻弄されている人がいて、その状況に真剣に答えようとする人がいたことに強い安堵感を感じた。 徳、これは善と言えるのかも知れない。人間が善とする行動は徳となり善を呼ぶ、とあった。あいつばっかり幸せになりやがってと嘆くことはできるし、なんで俺ばっかりと同情を募ることもできる。でも何のために自分だけ幸せになりたいのだろうか。自分の幸せとは何だろか。今が理不尽なことは分かるのに、と感じるのに、その答えが出ない。 つまるところ自分の人生は自分しか感じることができない。かと言って他人が自分の人生と干渉しないかと言えば、そのような状況は非常に少ない。何かを通じて思い返し、他人との関わりを感じる毎日だと思う。そして、自分の時間が砂時計の砂のように流れ落ち消えていくさまを、人との干渉に感じたとき、喉に異物が痞えるように息苦しくなる気がする。 短く辛い人生にしてしまうのは他人に振り回されたような自分の受動的な態度だけではなく、能動的で積極的な不幸自慢が根元にあるように感じる。自分を変えれるのは自分だろうし、自分の芯となるのは公共の善なのかも知れない。わがままな態度ではなく、善であろうとする気力なのだと思う。 この本はもっと早く読むべきだったと思う。例えば社会人になり何もかもが嫌いになってしまった時や、学校がつまらなくなって人生が嫌になった時。蔑まれて自分が評価されなかった時や、自分だけ生き残ればいいのにと思った時、助けて欲しいと思った時。自分を受け止めてくれる人は二千年前にもういたのだと言う安心感を感じることだけで、少しだけ生きることを続けてもいいかな、と思えた。
  • あき
    あき
    @4rcoid
    2025年9月28日
  • Ryota.T
    Ryota.T
    @ausryota
    2025年8月13日
    ざっくり言うと、時間を大切に、外部や他の誰かへ簡単に譲り渡すことなく、自分の生を存分に味わって生きよう、ということなのだけど、セネカ先生の文章は切れ味が鋭くて気持ちがいい。 おかげで、失礼な人のメールをきっぱりと断り、毒のある人間関係も距離を置くことができた。やさしいだけでは、本当に大切にしたいことを大事にできない。
  • monami
    monami
    @kiroku_library
    2025年7月8日
    頭が痛くて何もできない休日だった。 読んでるけど、途切れ途切れになってしまい悔しい。 熱中して読みたいよ、この本は。
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年7月5日
  • monami
    monami
    @kiroku_library
    2025年7月4日
  • つぐみ
    つぐみ
    @hatsumikage
    2025年7月3日
  • みま
    @mima0406
    2025年6月23日
  • はる
    はる
    @tsukiyo_0429
    2025年4月25日
    SNSで見かけて気になったので読んでみた。 本書には『生の短さについて』『心の平静について』『幸福な生について』の三篇が収録されている。 このような哲学書を読むのは初めてだったが、思ったよりも読みやすくて驚いた。 時間はかかったものの、最後まで読みきることができた。 全てを理解できたとは言えないが、ストイックな自己啓発書のような読み心地で、サッパリした文章を読むのが楽しかった。 しかし著者と自分の間に時間が空いているため、現代の自己啓発書のようなプレッシャーは感じなかった。 いい意味で、好きなところを選んでいくことができる。 言い回しがかっこよく、痺れた箇所がいくつもあった。 訳者による『解説』は内容を理解する助けとなったので、ぜひ読んでほしい。 三篇とも献呈相手への呼びかけで始まり、会話をしているかのような文章で進んでいく。 その形式で読んでいくと、だんだんセネカと自分との会話になっていき、最終的には自分と自分との会話のような感覚になっていった。 こうした形式だったからこそ、初心者の私でも読み進められたのかもしれない。 タイムマシンで現代に飛んできたことがあるのでは?と思うくらい、現代の私たちと共通する部分があり、「今と何も変わらないなぁ」と感じることが多々あった。 人間が抱える普遍的な悩みや葛藤について考える良い機会になった。 そして、「今の自分の苦しみは、自分が特別劣っているせいではなく、人間ならば誰でも抱くものなのだ」と思えた。 同じようなことを抱えていた人が過去にもいたのだという事実は、時に私たちを励ましてくれる。
  • はる
    はる
    @tsukiyo_0429
    2025年4月18日
  • woo
    woo
    @1280
    2025年3月22日
  • はる
    はる
    @tsukiyo_0429
    2025年3月11日
  • ひとで
    ひとで
    @imsingin123
    2025年3月10日
  • えみ
    えみ
    @caleidoscopi0x
    2025年3月9日
  • たか
    @DoNotLemmeDrown
    2025年3月6日
  • 鈴木拓海
    鈴木拓海
    @takumi
    2025年3月5日
  • ふじの
    @fujino_27
    2025年3月5日
    マイバイブル
  • ssjjj
    @songjelf
    1900年1月1日
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