反共と愛国

6件の記録
- ワット@watt2025年9月17日読み終わった独特の産別くささというものがある。現在の国民民主党に限らず、立憲民主党の連合推薦候補がまとう独特な感じ。保守と呼ぶには尖りすぎていて、反共とまとめるにはやや時代がかっている。その原点を民社党に見て、1960年の結党前後から、94年の解党とその後までを追いかけた労作。 民社党の結党時は、戦前の労働運動(総同盟)、産業報国運動、労農運動、共産党転向組の反共勢力が集まり、必ずしも一枚岩ではないスタートだった。もともとのイデオロギーである「民主社会主義」で「革新勢力」という自認も、広く世に受け入れられず、関係者内でも議論が詰められなかったという。しかしこの勢力が、草の根保守の足場を作ってきたという重い事実がある。 タレント議員を取り込んだ選挙戦略や、勝共連合との関係、とりわけ松下正寿の思想などより踏み込んで知りたかった。
- ルース@ruth_blackett_2025年8月16日気になる借りてきたなんで保守が強いのか、なんで社民はちぃちゃくなったのか、なんで共産党は共産党というだけで敬遠されるのか、ふえーん🥺と思ってて、直接つながるわけじゃないんだろうけど図書館で面出しされてた本を手に取った。民社党のことはしらない。。。
- 辻井凌@nega9_clecle2025年3月11日買った読み終わった感想今もなお影響を与える「民社党的なもの」を党の歴史だけでなく、それ以前の日本の社会主義の成り立ちまでさかのぼって読み解いている。ソ連を知らない世代の自分は「反共」に実感がわかない。この本が「反共の社会主義」の実像を知る鍵になってくれる。