紫色のクオリア (電撃文庫)

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- つい@bookworm_-2026年1月29日「イリヤの空、UFOの夏」読了後、おすすめにあがってきたので読んだ 物理と哲学の絡んだセカイ系 青ブタとかこの作品の影響を受けているんだろうか。 芥川は漱石の影響を受けていて…とかなぜそんなこと論じてるのか不思議だったけれど、血肉になった作品の要素とそれとは全く別の作品とが点で繋がったら嬉しくなっちゃうってことなのだろうか。 閑話休題 携帯で人間を"直せる"ということは、携帯と人間(ロボット)を全く別のものとして区別しているゆかり以外の皆が、皆の世界が間違っているということ。 人によって同じものを見た時に多少のクオリアの差はあれど、見えるもの自体が異なるというのはあまりにも違う。 そこからあっという間に膨張し百合(愛)に立ち返ることでまたあっという間に収束した。 マナブはゆかりの瞳と同じ紫を見るたびにきっとゆかりの熱を思い出す。それってすごく素敵。 自分と自分以外の境目がごちゃごちゃになりがちな自分だか、知らない価値観とか趣味とか程よく迎合して程よく混ざれたらと思う。

ごとー@ptk5102025年9月2日読み終わったいやーすごかった…軽妙な語り口ながら「人間がロボットに見える」という能力を通して、世界の見え方と自己同一性についてまで広がるのも唸らされたし波濤マナブ編の超スケール感に骨の髄までSFが沁みた。名作と聞いていたものの未読だったので、復刊本当にありがたいです。




- zaki.@zaki2025年3月19日読み終わったと、いうわけで、あとはよろしくね、「あたし」? 「もしあの時に戻れたら?」という可能性を極限まで細分化していき、性格や姿、肉体を捨て概念にまで昇華したマナブがゆかりを通し再び自分を知るこの話は今私たちは何をもって私という個であるのかという悩みに少しだけ添い遂げてくれるようなお話。 認識するクオリアが異なれば他者から見た私を認知する情報も変わるので、私という個とは複数の出来事から構成されているのだなと思う。 ※ついでにSNS疲れする原因もこれだと思っている。 フォロワーの数だけいる「私」に私が適応できるはずもない。まして発信する内容を絞りSNSを複数同時運用すればそれぞれの分野に特化したような人と繋がってより高度な「私」を要求されかねない。





