七人の使者・神を見た犬 他十三篇 (岩波文庫)

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Anna福@reads--2503092026年4月2日読み終わった全作品良かった。 白米みたいにスルスルと入ってきた。 「七階」ではシステムか逆プラセボか、死へと引きずり込まれる不条理を、「大護送団襲撃」では首領プラネッタの孤高な散り際を堪能。 「自動車のペスト」では、高貴なロールスロイスすら等しく焼かれる光景に、人も機械も病に貴賎はないという真理が刺さる。 お気に入りは「円盤が舞い下りた」。優等生よりダメな子ほど親に愛されるんじゃい!と猟銃をぶっ放すロックな神父に、作者の人間讃歌が心くすぐる。 不条理の恐怖を人間の業への愛着が上書きしていく、最高にクールで読みやすい一冊。









