七人の使者・神を見た犬 他十三篇 (岩波文庫)

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コダック@reads_brain2026年5月16日読み終わった5/5 ブッツァーティがマイブームなので読んだ。表題作の「七人の使者」はもちろん、「それでも戸を叩く」「竜退治」「マント」「急行列車」が面白かった。 本短編集には、時間の残酷さ、現実との向き合い方、漠然とした不安など、『タタール人の砂漠』と共通するテーマで書かれたように感じられる作品が多く収録されていた。特に「それでも戸を叩く」「急行列車」「七人の使者」には、その傾向が強く表れていると思う。 当然のように面白く、全体的に質が高く、非常に満足度の高い短編集だった。なかでも「竜退治」は傑作だと思った。 今後は『偉大なる幻影』を読んでみたいが、どうやら手に入れるのが難しそうで悩ましい。本書も絶版だったため、定価より高く購入することになった。


Anna福@reads--2503092026年4月2日読み終わった全作品良かった。 白米みたいにスルスルと入ってきた。 「七階」ではシステムか逆プラセボか、死へと引きずり込まれる不条理を、「大護送団襲撃」では首領プラネッタの孤高な散り際を堪能。 「自動車のペスト」では、高貴なロールスロイスすら等しく焼かれる光景に、人も機械も病に貴賎はないという真理が刺さる。 お気に入りは「円盤が舞い下りた」。優等生よりダメな子ほど親に愛されるんじゃい!と猟銃をぶっ放すロックな神父に、作者の人間讃歌が心くすぐる。 不条理の恐怖を人間の業への愛着が上書きしていく、最高にクールで読みやすい一冊。









