ヒポクラテスの試練
18件の記録
- kotti@kotti_witchii2026年8月26日読み終わった今回、正体が追われたのはまさかの「寄生虫」。感染経路には犯罪が関わっていたものの、メインは突然変異したエキノコックスの謎を暴くことだった。 読後に残っているのは、医療や人間の身体、病理に精通した人間の悪意が、形になってしまうことの怖さ。 同じ「人体について詳しい」という能力も、治すために使えば医療になり、死因の究明に使えば法医学になり、害するために使えば犯罪の手段にもなる。 知識や能力そのものに善悪はない。高い専門性や能力は人を救う力になる一方で、悪意とかけ合わされば、人を貶めたり傷つけたりする道具にもなる。つまり、それをどう使うかを決める「人間」の問題なのだ。 職業上の知識や能力を「どう使うのか」「何のために使うのか」を律する職業倫理は、どんな職業においても大事なものなのだと思う。
ウタカタ@uta-ka-ta2026年2月14日読み終わったかつて読んだ私がこれまで読んだ本の中で、一、二を争うような胸糞の悪いミステリ。気持ち悪くなりながらも、面白いので読んでしまう。 「ヘイトスピーチは砒素と同じ。微量であっても体内に蓄積し続け、やがて致死量に至る」というセリフがある。初めて読んだ時より重たい。毒を盛った方は、その毒が蓄積され、やがて死に至らしめてしまうことに、きっと気づかない。







