現代の沖縄を舞台に、殺人事件と自衛隊の戦闘機の墜落という事件を主に、沖縄の社会問題を浮き彫りにしていくフィクション小説。 まだ読み始めだが、「軍用地主」など、初めて知る用語もあり、まだまだ沖縄の基地問題等に関する勉強も、問題に対する自分の意識が足りていないことを痛感している。 様々な登場人物の視点から見える沖縄が抱える社会問題を知る、深く考えるきっかけとしてとても価値のある本だと思う。

セリフが少なく、主にナレーションで淡々と物語が進む感覚。文学初心者の私には少し難しい古典的な文章でした。

歴史、宗教、科学、医療、現代、日本など、ラテン語と様々なジャンルを関連づけて説明してくれている。ラテン語がとても身近に感じられて面白かった。