文明の生態史観
16件の記録
しがない@ooe2026年6月22日読み終わったなるほど。こういう本か……。外山滋比古と同じ匂いを感じた。あちらよりはまだ新鮮味がありおもしろかった。というかこの著者『知的生産の技術』のなんだ、通りで……。 80頁くらいまではエッセイとして楽しく読めた。アイデアや視点、発想がおもしろい。また最後の章、宗教をウイルスと同じ視点で見るアイデアはなるほどなと思えた。 ただその間の約220頁は読むに耐えない。80頁を超えると第二章に入るのだが、第二章はエッセイよりも評論みが強くなる。評論みが強くなるくせに文体はエッセイの引き継ぎであり、要するに文章にかな文字が多いままなのである。エッセイにかな文字を多様するのは読みやすく分かりやすくていいのだが、評論にかな文字を多用されるのは逆に読みにくく冗漫に感じてしまう。そのせいで思考がスローになってしまう。 またこの本で繰り広げられているのは理論や理屈ではなく、机上論である。アイデアや発想は著者のフィールドワークから得られたものだが、そこから展開される理論はあくまで空想の範疇をでない。根拠が薄弱で、あまりにも内容が薄い。 「この本は日本の文化人類学のハシリである」と言われれば、まあそれには頷くしかないのだが、しかしこの時代の他の新書(岩波"新書"の青や緑)と比べると、本書はそこまで素晴らしいものとは思えない。 なるほど、小学生やそういうものに慣れていない人が読むとおもしろいと感じるのだろう。 第一章は一読の価値がある。
ひののむ@bgyazawa2026年4月5日読み終わった文明を論じるのに環境を重視するとか、アジアを一緒くたに扱わないとか、目新しさを感じなかったものの、マルクス史観全盛の時代に現代に通じる見方を提案したのがすごいのだろう。今では一般的になってしまったため、第一人者の作品のすごさが分からない問題と同じだ。 ひとつ、宗教を伝染病と同一視した研究手法の紹介というのは興味深かった。アイデア自体はよくあると思うが、真剣に検討している点がよかった。研究手法提案だけでなく、実際の研究成果を読んでみたかった、


juntaur@juntaur2026年3月10日読んでる@ 電車「生態史観からみた日本」においては、著者が発表した生態史観が本人の狙いとは外れて、所謂"日本論"として世間に受け止められたことへの率直な戸惑いの気持ちが吐露される。 世間の受け止めの分析として、日本の論壇や知識人が、深い日本ナルシシズムとともに、理論的関心よりも実践的関心(つまりその理論が何の役に立つのか?)を、より強く持っていると指摘している。 理論そのものへの知的関心を持たず、それが実際に何の役に立つのか?を重視する損得ずくな姿勢は、いまも変わらないように思う。
juntaur@juntaur2026年3月8日読んでる@ 自宅東浩紀さんが配信で、「戦後50年〜60年代の日本人は世界の中での日本の役割など、物事をよく考えていた。」と話していたが、本書や小松左京の作品など読むと実際にそう思う。 "世界は多様だとおもう。しかし、無秩序ではないだろう。日々のできごとは、しばしば意外であり、混乱であるようにみえるが、よくみると、人類の文明は、いくつかの法則的な変化を、現にあらわしつつあるのではないかとおもわれる。"
juntaur@juntaur2026年3月5日読んでる@ カフェVALUE BOOKSで古本で買ったものを読んでるのだが、ところどころ前の持ち主の引いたハイライトやメモが残ってて楽しい。誰かと一緒に読んでるような得した気分になる。
juntaur@juntaur2026年3月4日読み始めた@ 電車ずっと興味があった本。 名著と名高いので固い内容を想像していたけれど、旅行記の形でスラスラ読める。 外国へ出てみてはじめて日本のことがわかる。それが旅行の良いところだ。といった趣旨の一文に頷く。







