それで君の声はどこにあるんだ? 黒人神学から学んだこと

9件の記録
- さみ@futatabi2025年4月19日読み終わった「それは、確かにこの本が書かなくとも、他の多くの偉大な作品たちが伝えている物語だろうが、幾度でも聞かれなければならない物語なのだ。なぜならそこには、未だ汲み尽くされてはいない新鮮な泉があるから。私にとってユニオン神学校での出会いというものは、そんな類の経験で、それを拙い言葉で証したこの本も、泉につながる水脈のひとつとなるなら、これほど幸いなことはない。」 知らないとき、一冊の本ですべてを知ることはできず、出会った水脈を前に何度も水を汲み続けることが、知らない自分のやるべきことなのかな
- さみ@futatabi2025年4月17日読んでる6章まで 母親という、南部の黒人女性が会話するのを聞いて身についたことばが、学問の世界においては「もっと勉強しなさい」と言われるほどに正しくないものとされ、白人の使う「標準英語」に矯正して初めて学位を与えられ、職も得た。「しかし皮肉にも、コーンが字義通り身と精神を削って自分のものとした言葉は、黒人の経験を語るための言葉ではなかったのだ。いやそれどころか、黒人を見えない人間とし、彼らの苦しみから目を逸らし、その抑圧の構造を正当化するための手段こそ、文字という道具であり、神学という学問だった」
- yh@yh2025年4月17日気になる誰だかがどこかでおすすめしてたのを覚えている。 *** twitterでこの本のタイトルと”ベスト”という言葉でand検索すると、2022年のベスト本だというようなtweetが複数ヒットする。
- 無題@______enrai2025年4月13日読み終わったこの愛は闘いだぞ、わかるか? 読みながら泣いてしまった ものすごい本だ、もはやわたしにとっては凄惨な読書体験だった 繰り返し読むことになるだろう そしてより多くの読み手が、この本に出逢いますように
- さみ@futatabi2025年4月1日読んでる2章まで 「それに比べたら、私はある高みからその場の雰囲気に感動していただけではないのか」 「ああ、この言葉によって、黒人の人びとは自分の命を実際に炎の中から掴み取っているのだ」 「きっとユニオンの人びとは、キングの限界をも過ちをも承知したうえで、この彼の姿をこそ抱きしめようと決めたに違いない」 文章が、晴れの日の小川がきらめくように、ひかって、印象をつよくのこしてくる。