千羽鶴

8件の記録
  • 浮舟
    浮舟
    @ukibune_1991
    2026年3月6日
    千羽鶴・波千鳥 千羽鶴は川端康成の特徴である虚無と幽玄、業を見事に表現している。 千羽鶴の主人公菊治は人の運命を握る事はせず、3人の女が忙しなく動いていく様子が映し出されている。 菊治は彼女達を美しいと感じながら行動は起こさず、ただ見つめるだけという極めて受動的な観察者として存在している。彼女達は菊治を好いていて未来と救いを求めていたが、それは叶わず苦しみ死んで行く。そして菊次も自らの元を去った彼女達の幻影を見て苦しみ涙する。 このように自己が虚無であり、ただ美しい者を見つめるだけで手に入れようとせず、失われた何かに対して言葉に出来ない感情という名の幽玄が宿る。千羽鶴はそういう類の作品であり、川端の魔界とはこのような感覚なのだと思う。 また、千羽鶴の面白いところは、菊治と茶器どちらが主人公か分からないところである。 太田夫の黒織部、太田夫人の志野焼茶碗、太田文子の志野焼の水指、菊治父の唐津茶碗。 この茶器達の長い物語に彼等が居たのか、彼等の物語に茶器があったのか。現実なのか茶器に宿る記憶なのか分からない前衛的な作品であると感じた。 千羽鶴は未完作品だが、むしろそれが好み。 川端作品の中でも特に読んで良かった。
  • equusferus
    equusferus
    @sakaima96
    2026年1月29日
  • 恐竜
    @medamaoyaji
    2025年12月4日
  • 恐竜
    @medamaoyaji
    2025年12月1日
  • 田圃
    @tanbo5775
    2025年11月29日
    読みやすかった。 太田夫人と寝るシーンに展開があり、これこれと思う。この展開でいいんだよ。 恩田陸さんの解説で、なにも所有できないことを川端はずっと書いているとある。所有などできず、関係性だけがある。とすると所有と思ってるから関係で行けないんじゃないかとか思う。
  • 恐竜
    @medamaoyaji
    2025年11月29日
  • zaki.
    @zaki
    2025年3月17日
    絵志野の冒頭 -文子は白地に木綿の服を着ていた。白粉もつけていないつけていない。少し荒れた唇に薄い口紅があるだけだった。- 弱っているキャラクターを表情や仕草で描かれる事はなく、「少し荒れた唇に薄い口紅」とここ数日の忙しさとそれでも人に会う時は身なりを整えようとする文子の性格描写が鮮やか。 アニメで美少女キャラが弱っている表現としてキャラクターの唇に縦線を引く描写(※まどか☆マギカ)を思い起こしたのでアニメ映えするのだろうなと思う。
  • 雨水
    雨水
    @usui218
    1900年1月1日
    志野の茶碗の使い方がとてもとてもえ、ですごく衝撃を受けた記憶。今のところ川端康成作品はこれが一番好き
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