まなざしの地獄
15件の記録
それぞれのカルピス@tbttmy2026年7月2日読み終わった貧困とはたんに生活の物質的な水準の問題ではない。それはそれぞれの具体的な社会の中で、人びとの誇りを挫き未来を解体し、「考える精神」を奪い、生活のスタイルのすみずみを「貧乏くさく」刻印し、人と人との関係を解体し去り、感情を涸渇せしめて、人の存在そのものを一つの欠如として指定する、そのようなある情況の総体性である。 〈鯨を食う〉夢に託してN・Nが語ろうとしたのは、貧困とは貧困以上のものであること、それは経済的カテゴリーであるより以上に、社会的存在論のカテゴリーであること、貧しさが人間を殺すということ、このことの無念ではなかっただろうか。 〈斧がわたしの首を切るずっと前に、わたしのなかで死んだ朗らかな子供〉(サルトル『聖ジュネ』) p52
綾小路綾乃@ayano2025年10月10日読み終わった元死刑囚永山則夫の事例および出稼ぎ勤労青少年たちの統計的事実をもとに、彼を殺人者にいたらしめた当時の日本社会の問題について分析した社会学の本。ひとりの事例と僅かな統計のみから社会構造の歪さが浮かびあがってくるところに感嘆した。
uzoo@uzoo2025年8月13日読み終わった@ カフェタイトルに惹かれて手に取った一冊。近代から現代における社会構造の急激な変化は、そこに生きる私たちの身の周りの環境や私たち自身の心境に、どのような影響を及ぼしにくるのか。1968年に日本社会で起きたとある少年による連続射殺事件の背景を考察することを通し、これを考える機会を与えてくれる。










