哀しいカフェのバラード
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ヨル@yoru_no_hon2025年1月13日読み終わった読了確かに、色んな「愛の形」があるよなと、この本を読んで思い知らされる。お互いに好き同士でも、全く同じ想い、愛の形なんてことはまずない。何かしらの食い違いや価値観のずれ、そういうものが二人の間に亀裂を産むわけだけど......今思うと、アミーリアがサイモンに対しての愛は、どういう愛だったのか......最初は同情からくる哀れみのようにも見えたけど、最後には家族としての愛だったのか、それとも本当に愛していたのか......。サイモンのにとってアミーリアは、無償の愛をくれる母親のような存在だったようにも思える。そしてサイモンは自分を一番愛していたんだろうな、だからそんな自分に冷たく当たるマーヴィンに惹かれていったのかも...。一方的な愛の結末は悲しく薄らさびしい。次は『心は孤独な狩人』を読む。











巻貝雫@makigaitown1900年1月1日読み終わったすごく不思議な読後感の小説でした。 山本容子さんの銅版画が美しく、小説の雰囲気に完璧に調和している点も特別でした。 本当にSadでもの悲しい人生の悲哀を感じる、静かな読後感でした。 町とカフェとそこで暮らす人々が寂れていく侘しさと、人から人へと向けられる愛情が伝わったり報われたりするどころか、最悪の形でかえってくる点は、人生ってそう簡単に上手くいかないよな……と渋い感情になりました。 人を上手に愛して互いに繋がりあうことができなかった主人公3人の姿は、もう全ては失われてしまい取り返しがつかないのだという哀しい現実の実感を突きつけ、しん……とした気持ちにさせられます。 ただ、一瞬彼ら一人一人が見せた愛の温かい煌めきだけは、その前後にどんなに惨めな出来事が起ころうとも色褪せずに残るのではないかと思います。 寂れてぼろついた侘しい町の風景のように、目に映る悲惨だけが町の歴史の全てではなく、人々が交流しリラックスして交わり合った、温かい瞬間もまた確かに存在したのだ……と思うと、目に映ることのその裏側や歴史も慈しんでいきたいと思わされました。















