腹を割ったら血が出るだけさ
27件の記録
星海@sekai2026年7月9日読み終わった住野さんの作品は、現実世界の延長に本の世界があると思っていて、その境目のなさがリアルさを生んでいる。 リアルの先に起こるかもしれないファンタジーを夢見ることができる。 この本の舞台は誰もが知る「あの街」で、たぶん読んだ人の大多数が同じ街を思い描く。 そこにあるかもしれないライブハウス、そこにいるかもしれない登場人物たち、その「かもしれない」の余白のなかで私たちはまた夢を見る。 だれも主人公ではない、は帯にしたいくらいいい文言だと思う。

サブレとポッポの往復書簡@snowflake2026年5月9日読み終わった心に残る一節茜寧はありのままで在りたいと思いつつ、誰からも愛されない自分では価値がないというアンビバレントな自分自身を受容出来ず、希死念慮ともいえるような思いを常に抱き、生きている。それと同時に、内側に閉じ込められたままの本心の自分を、常に演続ける外側の自分から救いだしてくれる存在を常に求めている。 そんな茜寧があいと呼び、自分を救いだしてくれる存在だという逢は、自分は茜寧の求めているあいとは違う存在だと言いつつも、茜寧のことを放ってはおけず、なんだかんだと茜寧のことを気に掛けている。二人を繋ぐ鍵は『少女のマーチ』という劇中作の小説と、同じく劇中設定のアイドルグループの『インパチェンス』。茜寧が常に抱く強烈な自己嫌悪にも共感出来たし、自律的で周囲の視線や反応に込められた感情にも動じず、論理的な決断に基づいて動く。そんな逢のぶれない軸に私も強く憧れるし、そうなりたい!と読んでいて思いました。 あとこの作品に関していうと、他の住野作品を読んでいないと分からない、色々と他の作品とリンクしている設定やキーワードを垣間見れて、いちファンとしてはそういうところに気付くたびに、思わずにんまりしてしまいます。たとえば三歩ちゃん、奈ノ花ちゃん、尻尾の曲がったお友達。あ、『にんまり』って書くと矢野ちゃんが抱くあの感情のことと誤解されるかな💦 あとSNSの『いいね』は付かなくても、竜彬が最後に自分で決めて下した決断は格好良かったと私は思うよ!まあ、イヤなキャラではあったけど、ああいうキャラになってしまった背景には、同情しちゃう思いも正直あります。
ぱるすぴこ@k07110622022年11月23日読み終わった心情描写がめちゃめちゃ細かくて読むの大変だった。。。 でも脳で映像化しやすくて具体的でリアルだった 茜寧の『愛されたい」に支配される気持ちは昔あったし 逢の素直に生きていく感じはすごく共感できたし 竜彬は嫌いだけど利己的な正義感は誰しも持ってるし ジュリの打算的な自分の売り方は違和感なく読めた 最後の最後に救ってくれるのが"あなた"だったのは驚き
あや@aya_book1900年1月1日かつて読んだ女子高生が理想の存在と偶然出会い成長していく 成長群像劇。 登場人物それぞれの偏った愛や嘘や自分の本来の姿が露わになっている作品。 誰かには共感しながら読めて、語感が凄く良い!






















