痛み、人間のすべてにつながる
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記憶@dasilva2026年5月20日読み終わったすごくいい本だった。痛み(身体も心も)というのは忌避したり無かったことにしたくなるけれど、自分を守る装置として機能してくれているということ…。痛みをあらゆる面から見つめているのは、生物・心理・社会モデルの観点からみたら当たり前のことだな〜とわかった。
記憶@dasilva2026年5月14日読んでる心に残る一節「完全に世俗的な社会において、痛みとは、いちばん好意的な表現をするなら、幸福で快適で自由な生活の追求がこれといった理由もなく中断されることだ。私たちが語る物語の中で、痛みは意味のある役割を何も果たしていない。むしろ、最悪の言い方をすると、痛みは人の人生を台なしにする邪悪な何ものかがやみくもに繰り出す、無目的にはたらく力であるということになる。身体的な痛み、特に持続痛を最小限に抑えるというのは崇高な目的だが、痛みをそのように「避けるべき敵」「殺すべき敵」だとおらえるのは本質的に逆効果であることははっきりしている。」 p.199-200

記憶@dasilva2026年4月23日読んでる心に残る一節「要するに、私たちは振る舞いや見かけが近い人には共感しやすいのだ。痛がっている人が自分に似ていると、痛み感覚に関連する脳領域のうち情動にかかわる部分がたやすく共感を生み出せる。似ていなければ、脳の認知にかかわる領域(前頭前野など)が不足分を補わなければならない。簡単にいうなら、相手が置かれている状況を想像するには思考の努力がいっそう必要になるということだ。」 p.160
記憶@dasilva2026年4月16日読んでる心に残る一節「長期的な痛みからの回復とは、脅威や危険という見方を保護と安心・安全のそれにシフトさせること、すなわち痛みを組織損傷の通報者としてではなく、いわば保護者だととらえるようになることだ。」 p.128
隅田川@202506282026年1月1日読み終わった引用 「たとえば英語で「鎮痛剤」を意味するpainkiller (痛み殺し=痛み止め)という話は、本書ではほとんどpain reliever (痛み緩和)と記した。さらに、長期的な痛みを表現する用語についても、ひとつ重要なことを説明しておかなければならない。「慢性痛」と「持続痛」は同じものを指している。私は選ぶとすれば「慢性」 chronicより「持続(性)」persistent を使うが、それは「持続」のほうが状態を記述する言葉としてふさわしいからだ。事実、個々の患者さんのレベルでも、「持続痛」という言葉はより抵抗なく受け入れられ、広く使われるようになってきている。「慢性」chronic というのは単純に「長く続く・長期にわたる」という意味で、ギリシャ語で時間を表すchronos に由来する。ただ「慢性」は日常的に見聞きする言葉ではないし、意味の受け取り方も人によって違う。中でもいちばん危険なのは「永続する・一生消えない」と解釈してしまうことだ。そんなわけで、私としては「慢性」を「持続」と置き換えたいのだが、医学用語としては「慢性痛」がもっともよく使われていることは確認しておく必要がある。読者には「持続痛」と「慢性痛」を同義で用いることに慣れていただきたい。 ※訳者注 本書では原則的にpainkiller を「痛み止め」、pain reliever を「鎮痛剤」「鎮痛薬」と訳出。」 --- 過去の投稿より 以下2つの書評を読んで、注文した。 香山リカ「「痛み」はその人らしさを作るか、奪うか?」 [書評]モンティ・ライマン『痛み、人間のすべてにつながる』(WEBみすず2024年12月号) 吉川浩満 「身体を守る安全装置として」 日本経済新聞 2025年2月1日
07@cocoa0072025年11月6日読み終わった長年、慢性的な頭痛に悩まされてきた。「これは自分に必要な本だ」という直感は当たっていた。 ※ 痛みとは、損傷した箇所から脳に直接発せられる感覚ではない。 ※ 損傷箇所からの信号、そのとき視界に映っていたもの、そのときの情動、過去似たシチュエーションで健康を害されたことがあったか…etcから総合的に判断し、意識にどれだけの強さで注意喚起をするか、痛みのレベルを脳が瞬時に決めている。 ※ 意識は痛みに関与できない。意識する前にすべては決まっている。だから検査結果で異常がみられない患者の痛みは、気のせいでもなければ思い込みでもない。異常がなくとも、実際に痛い。 ※ 持続痛は、あるきっかけから脳の警戒レベルが上がったまま元に戻らない状態。だから、些細な信号でMAXレベルの痛みを選んでしまう。 ※ 痛みは本来、自分の体をそれ以上傷つけないように作動する防御システム。痛みを誤発信する脳を責めてはいけない。脳が体を守ろうとしていることをまず理解する。 痛みをなくすメソッド本でないが、実際に持続痛に効果のあった取り組みもいくつか書いてある。自分でできるものはやってみようと思った。 しかし持続痛を軽減する一番大事な要素は、この痛みのシステムをちゃんと理解することだと作者は言っている。 現代でもこの痛みのシステムを理解していない医師が大半だと、本書には書いてあった。医者は全員この本を読んで欲しい。痛みは気合いで治るものではない。原因不明の持続痛に悩んでいる方は、自分を責めなくてもいい。

隅田川@202506281900年1月1日注文済以下2つの書評を読んで、注文した。 香山リカ「「痛み」はその人らしさを作るか、奪うか?」 [書評]モンティ・ライマン『痛み、人間のすべてにつながる』(WEBみすず2024年12月号) 吉川浩満 「身体を守る安全装置として」 日本経済新聞 2025年2月1日




























