ヒカリ文集

7件の記録
- 蛸足配線@nekoai302025年7月13日読み終わった再読した@ 自宅「とてつもなく魅力的な偽物の恋人」は、自身が偽物であることを隠せない不完全さ・脆さのゆえに逆説的に完璧な存在として他者を魅了する。多少現実的に考えると、他人の心のうちを過剰に窺うヒカリのような人は、劇団の中では屈折した部分の少ない優也ときっと相性がよく、交際する上で双方のストレスが少ないのでは?と思う。しかし、そもそも恋愛感情がおそらく希薄で、奉仕としての恋ばかり繰り返すヒカリという人物は、恋愛という形式の外で過ごすのが本当は適切かもしれない。
- ばるーん@ballo____on2025年5月1日読み終わった文章・テーマ・構成がいい。各章に2、3箇所は唸らされる。小説に何らかの形で演劇(別のフィクション形態)が登場して、フィクションの層が足されるだけで、セリフの臭さも誤魔化せるし、構図の妙もお手軽(そう)に演出できる。けど扱いが難してくて、本作は成功してるとは思うけど、(なんやかんや面白くなるから)ずるい。