バグるラスコーリニコフ
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アオアカ@akatsuki2026年5月9日読み終わった罪と罰って喜劇やったんか…?と錯覚する本書の面白さ(原著読んでいないのに、読んだ気になってしまうのも本書の恐ろしさ)。軽妙な筆致で読み進めやすいのも錯覚形成に一役かっている。更新された現代の科学と文化の力を用いると、過去の名作の人物像の解釈や行動原理も新たな観点から読めるのかー。今後名作を読むのが楽しみになりそう。 特にヒロインがマジで激強で、文章中にもある「インセンティブ強ッ!」と何度ツッコミを入れたことか。
編集Lily@edition_lily2026年5月6日読み終わった笑えるし、最高のドストエフスキー入門書だと思う。 ドストエフスキーといえば、回収されないどうでもいい会話がやたら長いわりに、人が死ぬ場面で異様な祝祭感を出してくる人で、そのカタルシスがクセになるから私はドストエフスキーが好きなんだろう。『罪と罰』のヒロインの母カチェリーナは、そういう意味でまさにドストエフスキー的人物だし立役者だなと、著者の樫原さんの書き振りを読んで思った。 なんか筆が乗ってるんですよ、カチェリーナを書くときの樫原さん。 たとえば夫が死ぬ場面でパニックに陥り、司祭に暴言を吐くカチェリーナへのつっこみ。 〈これは神に対する異議申し立てである。ニーチェより早い〉 そして、発狂していよいよ死ぬカチェリーナ。 〈カチェリーナ、最期の見せ場である〉 この言いよう、歌舞伎かw あと、ラスコーリニコフ=拗らせキモオタってのはめっちゃわかる。あいつまじで、自意識過剰のメンヘラの口だけインテリだもんね。ま、そのわりに人を殺めますが。 『罪と罰』は革命前夜譚で、そしたらほんとにネチャーエフ事件が起きて、からの『悪霊』ってのも、『罪と罰』というのも納得いく話だった。


- マサヤン@masashi99992026年4月15日読み始めたタイトルに書かれているようにドストエフスキー作品を、ダニエル・デネットやダニエル・カーネマンなどの理論を使って読むという内容。 進化心理学も行動経済学もどちらも全く知らない門外漢だけど、語り口が軽妙で非常に読みやすい。 『白夜』を資本主義に翻弄される話だとするのは、通常の文学理論では出てこない内容だと思うので、かなり面白い。






