運命と希望

29件の記録
篠乃崎碧海@Aomi_rds2026年10月6日読み終わった久々に鈍器本を読破した気がする。もうそれだけで満足感がすごい。読んでも読んでも読み終わらないって嬉しい…無論面白い作品に限りますけど。 『1793』の著者の新刊ということで飛びついたはいいが今作の舞台は15世紀のスウェーデン、さらに時代遡っちゃうのかよ! 18世紀ですらだいぶ難解だったのについていける自信ねえよ! と震えていたが結論としては『1793』シリーズよりするする読めた。読まされてしまった。歴史も風土もまともに知らない国の15世紀の話を極東の庶民にもわかりやすいように書けるというのは驚嘆に値する。 大体この作品が書かれた背景からしてすごい。日本で言えば細川勝元の直系の子孫が応仁の乱について書いているようなもの(雑な解説)だと思うとなんというかもう、すごいを通り越して呆然とするしかない。スケールに圧倒されるばかりである。「高貴なる系譜の血塗られた歴史ロマン」などと飾り立てられた紋切り型の煽り文句を見ると思わずふふっと笑ってしまうことがあるが、これは笑えない。著者がバリバリ当事者なので。そして改めて思う、なぜ令和に生きる極東の人間がエンタメとして読めてしまうのかと。 登場人物ひとりひとりをきちんと立たせる描写力がとんでもない。それがするする読ませる原動力になっている。普通あんなに人物出てきたら(しかも似てる名前ばかり)混乱する。百年の孤独を過去5回挫折して6度目に半泣きになりながら大量のハテナとともに読み終えた読書オンチを舐めないでほしい。しかしそんな駄目人間にもわかるように書いてくれるのだ、この著者は。 来年予定の続編を期待して待つ…。
m4@m42026年7月16日読んでる513ページまで。もう残り少なく、大変なことになってきたが、史実でもありクライマックスでもある『事件』が何故起きるのかはまだ読めない。 読み終わるのを先延ばしにしている。

K@readskei2026年7月7日読み終わった15世紀スウェーデンの政変を、当事者貴族の末裔が小説に仕立てたスペクタクル。 まつげも凍る厳寒の北欧。月明かりに冠のように白い包帯。砥石に当たる刃のようなするどい囁き声。血族の誇り。権勢欲のぶつかり合い。SHK国民に薦めたい。

m4@m42026年7月5日読んでる第3部まで。1434年盛夏 エンゲルブルクトの元に行くモンスとフィン、オーロフを探すニルス。 エンゲルブルクトが殺害されたこと等は史実でもあるので、GPTに歴史的背景を確認しながら読み進める。国家が権力を持つ直前のヨーロッパ(ハンザ同盟の力の強さ)であることや、キリスト教の免罪符がスウェーデンに渡ってきたタイミングでありつつも十字軍の残り香があること、まだ北欧にはルネサンスが辿り着いていないこと等。 並行して読んでいた『クライム・キャスト』で中世の雰囲気を持つ農場が出てきて(舞台はノルウェーだけれど)繋がったねー、などと思いつつ。 ゆっくり読んでます。

m4@m42026年6月27日読んでる第二部まで。 北欧といえば夏至。当時も盛大な宴だったのね。 森の中でコスプレするイメージ(ヴァランダーのシリーズでそういうシーンがあった)程度のイメージだったので、映画『ミッドサマー』を観た方がいいのか?と思ったけれど、作中の儀式はフィクションとのことなので遠慮した。 クヌート司教の台詞、彼の持っている世界観に池澤夏樹の『スティルライフ』の冒頭を思い出す。
m4@m42026年6月24日読んでる第一部まで。 メモを取りながらなのでゆっくりだが、決してややこしい話ではない。産褥、という言葉が何度も出てくる。それでなくても女性が『産むためのもの』として、しかも死と隣り合わせのものとして描かれる。1434年、夏至を迎えようとする北欧の夏の始まりだが、イメージの中では彩度が低い。 装丁は水戸部功、銀インキの上に黒を印刷した重厚感のある表紙を、原研哉の書皮で包んでる。




















