シュラクサイの誘惑
8件の記録
- 流鶯@dasman611242026年5月13日ゴシップ集的な感じで面白かった。 アーレント(黒人問題を除く)とかフーコーとかの政治的姿勢に対する鋭利な批判は初めて目にしたので新鮮だった。特にフーコーはアンガジュマンしたカッケー哲学者像と印象付けられていたので、晦渋なインタビューはただ混乱してただけ、大衆を先導していたのではなく付和雷同してただけ(現在から雑に遡ると両者は区別がつかない)、政治に敗れ個人の性的嗜好に帰っただけ、狂気や病気が社会的に構築されたものだと本気で信じ、当然だからといってエイズが無くなるわけでもないのでそれで死んだ。 容易な理解を拒む深淵で入り組んだ思想家というより右往左往したトリックスター、クラスに一人はいる頭いいけど暴れて乱れて皆んなから避けられてるやつ、ホラッチョみたいに大言壮語を語るビックマウスで彼をよく知らない人からだけちやほやされる人、と整理した方が各エピソードがスッキリ整理できる気がする。 こうして自分に快い方にバッサリ切って整理することが知的傲慢さに対する“誘惑”なのか。しかし「できる限り合理的かつ一貫性のあるように解釈する」という寛容の原理が寛容という解釈者有利に止まるならいいが、著者を無限の高みへ聖化させてしまってないか。。。


- やまだのたろう@marutaso_5012026年4月25日読み終わった哲学者はなぜ政治に首を突っ込み、そして失敗するのか。タイトルは始まりの哲学者・プラトンがシラクサの僭主に教育を施そうとして失敗した逸話に由来する。知的エリートの権威が失墜して久しい今こそ読まれるべき1冊。コジェーヴがUNCTADで働いていた事実に触れていない点は気になった。




