円卓

9件の記録
- Kaori@sunflower2025年8月30日読み終わった図書館本@ 自宅こっこがほんとに変わった子で、そういう考え方になるのかと面白い。 大人になると大した事ではない事が確かに子供の頃は重大な事だったりしたよなと懐かしく思える。 こっこにはよき理解者の石太とぽっさんがいて本当に良かった。
- チャプ太郎@chapterofbooks2025年8月2日読み終わった久々の西加奈子。いつぶりだろうと思ったら、3年前に『さくら』を読んで以来らしい。2017年に読んだ『サラバ!』が傑作すぎて、その感動を超えられないが故に敬遠しているきらいがある。時間軸で見ると、往来堂書店の髙橋くんに出会ってから読んでいない偶然に気づき、確かにあんまり読んでなさそうかも、名前聞かないかも、と思う。 『円卓』の主人公は小学3年生の女の子。4人姉妹の末っ子。こっこ。孤独に憧れている。 子どもが主人公の物語は難しい、と、伊坂幸太郎『逆ソクラテス』のあとがきで読んだが、いやはやたしかに。大人がよくやる心の持ちようが変わりました、この世界は実は明るい!みたいなくだりが笑えてしまうほどに成長する。それはもう別人のように。 こっこが吃音の親友ぽっさんに、なぜ眼帯をしている友だちをかっこいいと思ってはいけないのか、なぜ不整脈で倒れた友だちに憧れてはいけないのか悩み、相談する様を石太じいちゃんが見守るシーンは最近読んだ小説の中でも屈指の名シーンだった。 別に何も起こらないし、劇的なことは何もないけど、夏休みだし小学生に戻ってみるのはいかが?