私の小説
36件の記録
プールに降る雨@amewayamanai2026年4月19日読み終わった半径三メートルの私生活の描写と哲学的な省察を繰り返す。 エッセイかと思いきや、とうとつに架空の作家による架空の書籍が引用される文章は、作中で“擬”私小説と呼ばれるとおり、著者自身を主人公とした小説ともとれ、その虚実はあいまいに描かれる。 図書館で気まぐれにとった本書だが、はじめての町屋作品がこれで正解だったのかよくわからない。青春小説で売れたようで、そちらをいつか読んでみたい。
Miキ@ms09_262026年2月7日読み終わった改めて、私小説とは…を考えさせられた。 『自身の体験や心理描写を描く。』 心の中で思ってるだけのことは、誰にも言わなければ分からない。当たり前に。 自身の格好良くなく、分かりにくくもあるものを、奥から出してきて書き留めるかのような感じ。 私には分からない。 分からない事を分かって読む。
紙村@kamimura_2025年8月24日読み終わった『ほんのこども』の補遺集みたいな本。文体の話がやっぱり1番おもしろいな。私小説に対する距離感はなるほどなと。イマジナリーフレンドと話してる町屋(さん? 小説内の「私」)かわいい

ばるーん@ballo____on2025年8月20日読み始めた町屋さんほど(読書の興を削ぐ、と無批判に評されががちな)いわゆる著者の作為的な操作のあれこれから自由な人いないんじゃないか。それがぽっと出てくるとかえって気を引き締めさせられて、それがおもしろさになってる。『ほんのこども』『生きる演技』よりもずっと前、なんならデビュー作からそうかも!
ばるーん@ballo____on2025年8月20日まだ読んでるあらゆる言葉が虚実に作用しあって、どちらかに言及すれば、しぜんもう片方を含みこむような言語構築、その上書かれることが生活や小説(に揺れる私)だったりするからもはや二重、三重の層ですらない。こんなに町屋作品が好きで、まだ少ないけど色々問題意識(というと一読者が大げさかもしれない)を共有してるはずなのに、まだわかんないことが多くて悔しい!でもこの決して埋まることはない隔たりこそ希望。とにかく読めてうれしい。



空色栞@reads_2025032025年8月8日気になる08.01(金)「高橋源一郎の飛ぶ教室」で紹介。 著者がゲスト出演。小説家は小説を書いているか、ぼんやりしているか。ぼんやりしている時間が無いと小説が書けない。
yt@yt2025年7月14日読み終わった作家の日常は、登場人物的な私になることだった。 「土下座のごときパフォーマティブで切腹めいた自傷的創作」(p87) 「小説家としてデビューし芥川賞というもっとも注目を浴びる賞をうけてさえ私には社会と私という観点からの批評性が欠けていた。あまりにも無防備に個人で生きてい、それが当然で他者の社会性もぜんぶ演技でそれこそそういうフィクションなのだとおもっていた」(p120) 自分とひたすら向き合っているところが、作家の1番の特徴か。 そして読者にも向き合っている。 「「文体」は作家ごとの文章スタイルという以上に私とあなた、つまり作家と読者が共有しうる身体となって世界をともに見る」(p127) 私と世界との関係を模索する5短篇。 大江健三郎、好きなんだねえ。









仲西森奈@mit_valentin2025年3月7日ちょっと前に読んだ『ほんのこども』以降の作品は、この人はどこまで行っちゃうんだろう、とこわくなる。この本もそう。ほんとうにこわい人だ。だれがなに言うてんねんという感じだけど、長生きしてほしい。

午睡@gosui__zzz2025年3月6日かつて読んだ町屋良平さん『私の小説』がはじめましてで、もっと他の作品も読みたい人。文章に哲学的な難解さを感じつつ、それが心地良くもあり、言葉の深度と密度がとてつもないため、もっと町屋さんの言葉に近づきたいと思った。特に様々な内的事象とそれと対になる事象の間にある揺らぎを捉え、それを言葉にしていく繊細な逞しさが印象的。自分の現在地が混沌の中にあり、その混沌が拡張し続けるなかで内省しながら生きていくのも鍛錬が必要だ〜〜〜。
はぐらうり@hagurauri-books2024年12月31日読み終わった私のシリーズのうち「私の批評」が川端康成文学賞。自分としては書き下ろしの「私の大江」が大変良かった。純文学作家の苦悩が(読者としては)とても面白い。 『生きる演技』もなかなか難解だったが今回も自省的で難しい。現実と虚構が入り混じるので私小説でもないのかどうなのか。 ご自身では謙遜されているが、大江平野系譜に連なる方なんだろうなと思っている。


























