

サリュウ
@sly_notsry
- 2025年11月16日
ありす、宇宙までも(3)売野機子読み終わった - 2025年11月13日
- 2025年11月13日
愛が嫌い (文春e-book)町屋良平読み始めた勢いづいてさらに併読を増やした。 「だけどさ、完璧な被害者になったらきっと、社会や世間にみつかっちゃうんだ。同時に、みつかったときにはじめておれたちは、被害者になる。おれたち、まだなんにもなっちゃいないよな」 椚くんは弱く笑って、「ここまで考えてはじめて、『世のなかにはもっとつらいひとがいる』っていうことばの残酷さがわかるよ」とつぶやいた。 『愛が嫌い』所収「しずけさ」p.48 「でも、ドラマやマンガみたいにそうならない自分に、誇りをかんじることもある。まだまだ世界にみつかっていないという感じがして、気がらくだ」 同上p.50 めっちゃ。…………ンめっちゃ、わかるよ。ほんとうにそうだ。完璧な被害者になったら、社会や世間に見つかってしまう。そうならないと見つけてもらえないのではなく、そうなってしまうと見つかってしまう。 - 2025年11月13日
細雪谷崎潤一郎読んでる上巻部分を読み終えた。 〈野村と幸子とが向い合うようにして圓テーブルを囲みながら、日本酒と紹興酒と前菜とで晩餐が始められ、陣場が昨今の新聞を賑わしている独墺合併の話を持ち出したのをきっかけに、シュシュニック墺首相の辞職、ヒットラー総統の維納入り等がしばらく話題に上ったが、蒔岡側は時々口を挟む程度で、ともすると野村と陣場だけの遣り取りになりがちであった。〉 p.245 偶然でしかないけど、村上春樹『騎士団長殺し』を読み終えたあとに『細雪』を読み始めてよかった。「騎士団長殺し」という日本画を描く前、まだ雨田具彦が維納(ウィーン)にいたころ、日本では薪岡家が雪子の見合いに右往左往していた。アンシュルス(独墺合併)で繋がる『騎士団長殺し』と『細雪』。 - 2025年11月12日
金沢・酒宴吉田健一,四方田犬彦読みたい - 2025年11月12日
ありす、宇宙までも(2)売野機子読み終わったこの漫画、煩型が読んだら犬星くんのことよく思わなさそう(というかありすと犬星くんの関係性や男女の構図をよく思わなさそう)と思いつつ読んでいたけど、この巻で犬星くんが「俺は悪役でいい」と言うくだりがあり、そうだよね(?)と思った。そう言わなきゃ(そう言わせなきゃ)だよね。 いまこういう構図の話は、男側が「俺は悪役でいい」となんらか宣言しないと読者にちゃんと受け入れられないんだよな、たぶん。 バイリンガルの男の子と宇宙オタクの女の子が好きだ。 - 2025年11月12日
ありす、宇宙までも(1)売野機子読み終わった - 2025年11月12日
高校のカフカ、一九五九スティーヴン・ミルハウザー,柴田元幸読みたい - 2025年11月11日
- 2025年11月11日
- 2025年11月11日
騎士団長殺し村上春樹まだ読んでる〈いつか死ぬのは仕方ないにしても、それはもっとずっと先のことであるべきだ。豊かな乳房と、しっかりとした乳首を持つというのがどういうことなのか、彼女はその気持ちを一度でいいから味わってみたかった。〉 『騎士団殺し』第2部(下)p.275 村上春樹作品にはこういう(こういう?)ことを考え、語る女性が頻繁に出てくるが、こういう感覚はむしろトランス女性にしばしば起こる感慨だったりするんだよな、と読んでいて思う。こんなこと思う女性はいない、とシスジェンダー女性は思うかもしれないし、気持ち悪いと思う読者がいることもわかる(そして実際気持ち悪いとも思う)(それと同じくらいある種の健全さも感じるが)……。でもわたしは、この感覚、感慨を知っている。豊かな乳房としっかりとした乳首を持つというのがどういうことなのか、その気持ちを一度でいいから味わってみなければ死ねない。それまでは死ねない。うん、知っている。 - 2025年11月10日
- 2025年11月10日
騎士団長殺し村上春樹読み終わった - 2025年11月10日
騎士団長殺し村上春樹読み始めた - 2025年11月10日
騎士団長殺し村上春樹読み終わった - 2025年11月9日
- 2025年11月8日
クィア・レヴィナス古怒田望人/いりや買った - 2025年11月7日
騎士団長殺し村上春樹読み始めた - 2025年11月7日
騎士団長殺し村上春樹読み終わった - 2025年11月7日
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