清浄島
15件の記録
り@ryohei_132026年8月20日読み終わった北海道の空港の本屋で購入。 かつてエキノコックス症が流行した礼文島について史実に基づいて小説にした作品。とても勉強になる一冊でした。 この作品に出てくる人間は、皆すごく人間らしいと思いました。島で流行し、風土病といわれたエキノコックス症をなんとかすべく悪戦苦闘する研究者は、決してヒーローではないし、すごく小さなことにもいちいち悩む。それでもやらなければという己の信念で、なんとか踏みとどまる。島民もみんなが協力してくれるわけでもない。協力してくれる人間にも疑念や腹に抱えた一念がある。過剰に描かれていないことで、より人間らしさを感じました。 正直にいうと、エキノコックスというものについてあまり知りませんでした。狐が宿主になっていて、そのフンから人間にも感染することがある、程度。現在もある問題なのか、治療薬の有無など何も知りませんでした。無知であることは恐ろしいことですね。
meru@meru2026年8月10日読み終わった北海道礼文島に蔓延したエキノコックス症についての研究者と島民の葛藤の話。道民の当たり前の中に「野生のキツネはエキノコックスを持っているから触ってはいけない」という言葉だけは根付いているけれど、それはこの時代の人たちが必死になって広めてくれたからこそ。 知見が広がる本だった。


















