前巷説百物語
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ゆりっこ@yurikko04142026年6月12日読み終わった今回は又市が全編通して主人公。 いろいろな妖怪怪談に纏わる話をまとめたものだが、特に「かみなり」の回で『心の尺度は皆違う。心の中では針で刺したほどの傷で死ぬ程痛がる者もいれば、ざっくり切られても我慢が出来る者もいる。他人の心は分からない』というセリフが凄く心に沁みて、だからこそ人の痛みが分かる人間にならないといけないなと再めて感じた。 また最後の最後でこれは1巻へと続く物語で、この人が後に共に旅をする仲間か!と判明し感動した。
テオまる@valencia212026年5月1日読み終わった表と裏の狭間で揺れ動く又市が裏の渡世で生きていく決意を決めた本作。巷説として他者の視点からの描かれ方をしてきた百物語シリーズにおいて、又市の視点で描かれる本作は貴重であり、まだ青臭かった又市の人間味を感じられて良い。行者包みを被った又市の覚悟に心打たれる。
mimitome@mimitome2025年11月30日読み終わったかみなりの途中から面白かった。御行奉為は泣けた。これまでの巷説シリーズのあれこれが繋がることで時系列や経過を含めて楽しめるようになる。巷説通になった気分。今回は魅力的な登場人物が多かった。おちか、お甲、林蔵、仲蔵、山崎、小右衛門、祇右衛門、久瀬棠庵。棠庵のこの台詞しびれたね。以下引用。 お前さん、ものは識らないが智慧はある。いいですか、又市さん。世の中で、一番賢いのはね、誰が賢いか知っている人だ。一番強いのは、誰が強いか知っている人だ。戦いを避ける方法を識っているものは絶対に負けません。勝負をしないのだから負けようがない。 どこ行ったのしびれるおじいさん。 そして、百介はどこに出ていたのだ...


















