山と獣と肉と皮

5件の記録
- 碧の書架@Vimy2025年3月31日気になる読みたい食、興味あります。朝、近所の鶏肉工場にトラックが入って行きます。小包くらいの大きさの白いケージが荷台に何重にも重ねられていて、中には鶏が入っています。首を刎ね血抜きをして、サラダチキンや唐揚げになるそうです。毎年慰霊祭もやっています。早朝に鶏を追いケージに入れる仕事もあって、肉を食べるってこういう事なんだ…って衝撃を受けました。命をいただく、という事を真剣に考える光景です。 そんな訳で、この本も読みたいです。
- オルソル@heiwakinen2025年3月30日かつて読んだ「猟師のおじさん」と出会い「野生の肉」をもらうようになった著者は、やがて猟に同行し写真を撮りはじめる。生き物を殺し、加工し、食べる。それは本来、人間が生きるためには避けることができないはずの営みだ。しかし、いつしか私たちはその仕事を他者に委託し、殺生を隠蔽してしまった。死を遠ざけた社会では生の苛酷さを軽減できる。だがそれは同時に、生の切実さをも軽減してしまう。「食べ物があふれてる世の中で、こいつを殺して食べる理由が見つからない」という著者の息子の言葉は、命のやり取りを失った私たちの姿を率直にあらわしている。