つながり過ぎないでいい
22件の記録
くりこ@kurikomone2026年1月24日読み終わった最近人間関係でとても傷つくことがあったから、読んでよかった!! p.167「癒しの家 薬なしでの精神病からの回復」が『生きることでなぜ魂が癒されるのか』(まだ未読)に繋がってきそうで面白かった。精神科の治療で回復が認められない人々と共同生活することが癒しとなることは、『生きる~』で取り上げられている、PTSDの治療として共同体の再生に重点を置くルワンダの話と重なる。(この共同体で行われていることは「権力を手放す」ことと「言おうとしていることをわかろうとする」ことであるという著者の指摘は、石牟礼道子さんのおばあさんのことを思いおこさせる。石牟礼さんのおばあさんは「狂って」いたという。しかし石牟礼さんは小さいころから狂っているおばあさんからみた景色を見ようとしていた、と。そういう石牟礼さんだからこそシャーマンのように水俣病で苦しむ人の声を代弁出来たのだと思う。私たちはシャーマンじゃなくても、シャーマンになろうとしなければならない。 (「幽霊たちとの面談=維持、交際、仲間づきあいのなかで、幽霊たちとの交流なき交流のなかで、幽霊とともに生きることを学ぶ」というジャックデリダのとおり、幽霊、亡霊との交流がなければ記憶は保持されない)) 後半、著者の「口ごもること」「内語」を大事にすることは、最近生成AIで文章作成をしてた時に感じた危機感にヒントをくれたのが良かった。 生成AIで書かれた文章は超論理的であり、きっとあれが社会的に評価され求められる文章だ。「社会や人間はVocablaryが受肉したもの」というのは哲学者のリチャードローティの言葉だが、あの文章が私たちにとって理想だとされることでより弱いものが淘汰されるのではないかという危機感がある。 そもそも「男性は論理的、女性は感情的」と女性は見下されているが、女性の方が足を踏まれているから、悲鳴、叫びをあげざるを得ないのであり(女性でなくても、マイノリティの属性を持つ人達全て。これは著者の「内語」に当たると思う)、「論理的に話す行為」を強制することは、同化政策であり、言葉を奪うことに等しい。生成AIは同化政策の一端を担っていないか?? 資本主義と家父長制になじめることが基準の社会を生きることは、私にとってとても辛い作業であるのだけど、その作業は実は胚胎期間であり自分の脆弱性と共に立ち独自のタイムラインを歩むことに繋がる。しんどい作業だけどそれは尊いし、そこから真の強さが生まれるのだから、私も同化政策を拒みつつ自分の内語と向き合い、自分の言葉のシャーマンになる、そして胚胎期間をしっかり生きようと力を貰った。







くりこ@kurikomone2026年1月20日まだ読んでる70ページ「共感の乏しさがもたらしたもの」 ・僕らがやるべきは自信が理解できない内容を前に、わからない、難しいを理由に相手を退けることではない。・・・話された意味にしか留意しておらず言わんとする声戸への注目がまるで足りない。相手に対する敬意を全く欠いておりながら、それを寄り添うことだと思っている。・・・親密さを他人ときずきにくいことで感情を介さずフラットに相手を見ることが出来た。よそよそしさがもたらす距離感は相手に自分を投影して用意に「わかる」とは言えない隔たりをもたらしていた。 ーーーーーーーーー ついつい小さいころから共感を求められる社会にいるせいで相手の話も「分かる」と相槌を打ちながら聞いてしまう。でもそれは、私の過去の体験から自分がどう思うか反射的に思い出して、その人が同じ反応をしていたら「わかる」と言っているという事は自分でも自覚している。(投影) 自分がどういう局面で相手に投影してしまうのかというのは、自分自身の言動を掘り下げて自己探求を深めることでしか投影は止まないのではないかと思う。 最近一番「「わからない」けど、理解はできる」と思った人がいる。安倍を襲撃した山上徹也だ。私はひどく嫌悪する人でも殺そうとまで思わない。でもあの事件で彼がおかれた環境を観察していくと彼が襲撃するまでの道は非常に理解できる。もし山上と個人的に話すことがあったら「わかる」とはきっと言わないだろうけど、彼の話を拒絶せずただ聞くことはできるのではないかと思う。





くりこ@kurikomone2026年1月19日読み始めたマイノリティの属性を持つ人たちが、他者から承認される語りを続けていくうちにその人が形骸化していってるように見えるときがあるし、私もそうしてないかという心配がある。 本当の意味で自分自身であるとはどういうことなのか? 他人と関われない時期を胚胎期間ととらえ、時間を遅延させる必要性に言及する著者の考えに深く頷く。自分の声を聴くこと、自分を育てることについて考えたい。





雨晴文庫@amehare_bunko20232025年6月29日読み終わったまた読みたい“生きている限り、困難は避け難い。不安や恐怖、痛みは消えない。それをちゃんと感じ、それを生き切ることが大事ではないか。それが体験を経験に置き換えていくことではないか。 自身の生き難さを生きることは他の人にはできない。それが自分への尊重につながるのではないかと思っている。”(p214 あとがき より引用) 尹雄大さんの本を読むとき、独特の、キリキリとしたなにか差し迫ってくる感覚がある。 耳触りのよい柔らかな言葉はなく、時にとても難解。 それでも、胸の奥の方が鷲掴みにされて、これを読み逃してはいけないという強い衝動に押されて読み進める。 読み終わってすぐにまた読みたくなる。


te no tempura@te_no_tenpura2025年5月27日読み終わったsnsがどうこうという本ではなくて、弱さを克服して世界に馴染んだ畜生として生きず、独自にひとりひとりでいるという話だった
























