レディ・ムラサキのラブレター 「源氏物語」女たちの和歌と人生

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りなっこ@rinakko2026年10月5日読み終わった女君たち14人の、和歌だからこそ響いてくる声を掬いとる素晴らしい内容だった。鑑賞に留まらない解釈の深さ、とりわけ「夕顔」帖に出てくる生霊の正体についての指摘に、あっ凄い…と驚嘆して頗る頷いた。 物語の語り手を、源氏の目線に合わせた「信頼できない語り手」とするならば、女君たち其々に付された「心内語」にも偏りがあるのではないか。むしろ和歌にこそ、彼女たちの実像が詠み込まれているのではないか。そう捉えると、幼さばかりが目立つ女三宮や、歌が拙いとされた末摘花にも違う面が見えてくる。 末摘花の十八番“唐衣”が、「ウェイリー版」で“チャイニーズ・ドレス”になる件や、日記作家・花散里の件も楽しかった。








