星を掬う
56件の記録
ねこ@notoneko252025年11月23日人から聞いた。 「そんな風に簡単に切り換えられない。ねえ、心を斬りつけられたことある?からだの傷と全然違うの!痛みが、発作みたいに、タイミングも計ってくれずに何度も何度も襲ってくるの。いつ治るのか分かんない。一生治らないかもしれない。ただ、痛むたび絶望して死にそうになるの。そんなことも分かんないくせに、痛みを無駄とか言わないで!」 怒りで、戻が滲む。わたしは好きで、ここでただ外を眺めているわけじゃない。ぼんやり過ごすことを良しとしているわけじゃない。わたしなりの、あがきがある。 誰かを理解できると考えるのは傲慢で、寄り添うことはときに乱暴となる。大事なのは、相手と自分の両方を守ること。相手を傷つける歩み寄りは迷惑でしかないし、自分を傷つけないと近づけない相手からは、離れること。母は恵真さんに、そう話したのだという。 「棘を逆立てたハリネズミを抱いても傷つくだけだし、ハリネズミも刺したくないものを刺して苦しむものだからって。だからママは自分がハリネズミになる前に離れようとしてるんだろうな」 「そして、わたしの不幸も、あのひとのせいなんかじゃない」 わたしの不幸は、母に捨てられたことではない。他でもない、わたしのせいだ。- まこ@makoasai06352025年7月7日まだ読んでる誰かを理解できると思うことは傲慢で、寄り添うことは時に乱暴となる。大事なのは、相手と自分の両方を守ること。相手を傷つける歩みよりは迷惑でしかない気、自分を傷つけないと近づけない相手からは、離れること。 辛かった哀しかった寂しかった、痛みを理由にするのって、楽だよね。わたしもそう。誰かのーーーあのひとのせいにすると、自分がとても憐れに思えて、だから自分の弱い部分を簡単に許せた。仕方ないじゃない、だってわたしは小さな頃に母親に捨てられたんだもの、って免罪符にもしてきた あのひたのせいにして思考を止めてきたわたしが、わたしの不幸の原因だったんだ

N@r_is_for_read2025年6月30日読み終わった身体中の水分が出てしまうんじゃないかと思うぐらい泣いた。 不器用にしか生きられない人たちの物語の中で、それぞれに奇跡が起きていた。人の人生ってなんて美しんだろうと思わされました。



月日@tsu_ki_hi_2025年3月7日読み終わったまだ読んでる@ 電車Readsリリースおめでとうございます ふらりと立ち寄れるやわらかくて緩やかなフヅクエのような広場にゆっくり長くなっていきますように 3月、本を読みたい!
猫@mao10122025年3月5日かつて読んだちぐはぐになってしまった親子の物語。 様々な家庭環境で生きている人達がいる。自分の苦しみを、他者のせいにして、自分の殻に閉じこもり続けることの傲慢さ。 千鶴達には、少幸せな記憶の欠片たちを少しずつ掬いとりながら、今後も生きていってほしい。私もそうやって少しずつ前を向いて、生きていきたい。
おさやん@osa_book2025年2月24日読み終わった星を掬うってタイトルが素晴らしいなと思った。 この本を読んだ後に掬いあげた思い出を受け取った瞬間は、きっと今まで以上に嬉しくて特別な気持ちになるはずだ。




















































