今を生きる思想 ジョン・ロールズ 誰もが「生きづらくない社会」へ

6件の記録
- リョウテンテン@ryotenten2025年3月26日かつて読んだ3月に読んだ本。 政治哲学の名著『正義論』についてコンパクトに解説された新書。社会において誰もが納得できる『公正としての正義』をいかに作っていくかを丁寧に紐解く。社会正義の合意にあたり『無知のヴェール』という考えを用いることを提案する。また、自由と平等な社会に不可欠なものとして『自尊心』が挙げられている事が興味深い。分かりやすく読みやすかった。
- チャモピーピーチャマ@chu_berry2025年3月17日読み終わった社会正義の実現に対する概念:正義の2原理と自尊心 正義の原理2の格差原理はあまりわかっていない。より恵まれないものに利益を分配するための経済的不平等が容認されるということ?? ロールズの指す自尊(自己肯定感)は、①自身の追い求めることに価値がある②自分はそれを追い求めるに値する存在である、という2段階の承認が必要となる。承認を与えるのはコミュニティであり、一方で自分自身である。社会的関係の中で価値を認められること、同時に自分自身は他者から一定程度孤立した存在として境界を認識することでバランスの取れた自尊感情が身についていく。 この話「“私”時代のデモクラシー」にも出てきたので読み返した方がいい