ムーミン全集[新版]2 たのしいムーミン一家
10件の記録
cio@cio_1052025年10月21日読み終わった外はもう、八月の夕闇がしのびよっています。庭がベルベットのような黒い影で満たされてきましたし、風は森の中で、ものがなしそうなため息をついています。ツチボタルが出てきて、あかりを灯しています。庭の小道をたどってくると、パパはなんだかぞくぞく感じずにはいられませんでした。 (p.170) 最後の最後の最後まで、この後どうなるんだろう? あのひとはどうするんだろう? この子は何を思っているんだろう? と想像が膨らむ物語だった。予想は何一つ当たらなくて、それがまた楽しい。語り口としては穏やかに淡々と進んでいくのに、えっ?! という驚きに満ち満ちていた。平易な言葉の組み合わせで表現される情景は、時に色鮮やかに、時に陰影の階調を伴って立ち現れてくる。モランがどう過ごしているのか、すごく気になるんだけれど、どうやらまたいつか会える日があるみたい。その日を楽しみに待とう。
cio@cio_1052025年10月18日読んでるとても静かな朝でした。雨がおだやかに落ちて、つややかに光る水の上に、一つぶ一つぶ輪をえがいていました。 (p.135) マメルクは、パンケーキを気に入ってしまったのです。 (p.144)
- しょこ@chocolate2025年5月17日読み終わったムーミン好きだけど、読んだことなくて初めて読んだ。家がジャングルになっても誰も困らないし、飛行おにも馴染んでいるし、ムーミンの世界ってすごい。














