しらふで生きる 大酒飲みの決断

4件の記録
- 読書猫@YYG_32025年4月24日読み終わった(本文抜粋) “自分は普通の人間である。これが自己認識改造の第一歩である。これは、ものすごく自意識過剰な人は別だが、特段、難しいことではないはずだ。 私たちはここから出発する。” “小説の場合で言うと小説というのは原因と結果の連鎖で成り立っている。ひとつの原因に対して小説の中の現実の諸要素が反応してひとつの結果が生まれる。その諸要素というのは作者によって取捨選択される。ところが、脳髄のアクセス路があまりない場合、この諸要素の数が大幅に減ずる。現実の諸要素は無数である。よって大抵の事実は小説より奇である。しかるに脳髄のアクセス路がないため、せいぜい十、下手をしたら三とかそれくらいの諸要素によって結果を生んでいるので、読者は「ありえねー」若しくは「つまんねぇ」以外の感想を思いつかない。”