ある行旅死亡人の物語

16件の記録
Ayako@aya_rb2025年11月23日読み終わった第一部までで寝ようと思ったけれど、続きがきになって結局一気読み。 小説のように謎が解けるわけではないけれど、それがひとりひとりの人間の人生。謎を残して、事情を抱えて、他人から見れば割り切れないものでも、その人にとっては必然でもあり、知られない自由がある。






イロハ@iroha_mellow2025年11月18日読み終わったいくつかの謎を残し孤独死した身元不明の女性を追う、ふたりの記者のノンフィクション 彼女の足取りを辿り、当時の温度を感じさせるエピソードを聞くと、独りで最期を迎えた彼女は、その瞬間、なにに思いを馳せたのだろうかと考えてしまう。 作中の彼女とは縁もゆかりもない。 だが、間違いなくかけがえの無いひとりだったと、物語を通して実感する。 2024年の孤独死は7万人以上にものぼるらしいが、以前北野武が(東日本大震災について)「2万人が死んだ事件ではなく”1人が死んだ事件が2万件”ととらえないと、被害者のことは理解できない」というような発言をしていたことを思い出した。 日々のニュース全てに思いを寄せることは難しい。けれど、せめて自分の周りの大切な人との日々を、抱きしめながら生きていきたいなと思わせる一冊だった。
みおぽて@mio_pote2025年5月9日読み終わった事実は小説よりも奇なり。 そして、フィクションほど都合よく事実が明らかになったりしない。 あとは想像するしかないのだけど、きっと想像にも及ばないんだろう。 人生ってドラマだ。どんな人でも。
mih0@mih0-01312025年4月2日読み終わった読了。 人は必ず死ぬ。私も必ず死ぬ。 しかし、自分を意図的に隠して生きていったとしても、誰かの記憶に必ず残る…なんだか個人的にはとても希望のもてる記録を読めました。素晴らしかったです。
mih0@mih0-01312025年3月31日読み始めた行旅死亡人とはー 病気や行き倒れ、自殺等で亡くなり、名前や住所など身分が判明せず、引き取り人不明の死者を表す法律用語。(P3) 布団に入ると何度も写真で見た女性の顔が浮かんでくる。女性は幸せだったんだろうか。幸せだったといいな。(P55)












