ローベルト・ヴァルザー作品集
ローベルト・ヴァルザー作品集
ローベルト・ヴァルザー
ヒンターエーダー=エムデ・フランツ
新本史斉
鳥影社
2010年7月30日
15件の記録
ばるーん@ballo____on2026年11月3日読み終わったとにかくみんないっぱい喋る。レトリック塗れで、あんまり伝わってないと思うけど、なんとなく、喋る量で伝えているように思った。 全編通して改行が少ないし饒舌だけど、特に散歩となれば、一瞬一瞬に世界に初めて出会って驚ろくみたいに饒舌。内容はどちらかと言えば悲しいというか苦しい話だけど、とにかく世界もジーモンの内面も豊かに書かれる。職も住むところも人間関係と常に転々とし浮き沈みもするけど、まったく物語っぽくなく、小説全体が、不自由を拒否しつつ自由にも我慢ならず、成熟を拒んで「自分を最終的に形成してしまう」ことを後回しし続けるジーモンの生それ自体を比喩している。めっちゃいい作品。
プールに降る雨@amewayamanai2026年8月27日読み終わった『ローベルト・ヴァルザー作品集1 タンナー兄弟姉妹』 ことしの四月に観に行った東京ステーション・ギャラリーのカール・ヴァルザー展で兄カールが装画や挿し絵を手がけた弟ローベルトの著書が展示されていて、ミュージアムショップにもこの作品集が売られていた。 ドストエフスキーばりの饒舌な登場人物がひとりで何ページもしゃべり、夢想し、手紙を書き、ほぼそれらだけで構成されていて、内容がなく読後に何も残らない、というと貶しているように聞こえるが、変でおもしろい。 ローベルトはその名も『散歩』という散歩についての作品も書いているらしいが、本書も散歩するような感覚で読める。散歩するような読書と読書するような散歩、ふたつは通じるところがある。
sy@sny_82026年1月5日かつて読んだお姉さんと過ごすあたりが特に好きだった この本のことを思うとき、いつも頭の中に子どもの頃弾いた曲が流れる 明るく朗らかで力強く、とりとめもなくズンズンと進んでいく感じ











