オーラリメイカー〔完全版〕
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Tomy@books_tomy2026年2月5日読み終わった面白かった。本作は表題作の「オーラリメイカー」のほか「虹色の蛇」「滅亡に至る病」を収録した中篇集。 「オーラリメイカー」について、最初はスケールがデカすぎてとっつきにくいと感じたけれど、読者を作中世界に引き込むような謎が提示され没入感があるので、難解ながらも嫌気がさすことなく読めた。 時間的経過が一定ではなく時間軸がポンポン移動して、しかも視点も変わっていくので時系列を整理しながら読むのに難儀したけれど、読み進めていくとそれぞれの時代、場所で起こった出来事の繋がりがどんどん見えて来て、謎が解けていくような気持ちよさがあった。 「虹色の蛇」「滅亡に至る病」も「オーラリメイカー」と共通した世界だけれど、それぞれ独立した話になっている。個人的に表題作「オーラリメイカー」が一番好きだった。 全編かなりしっかりとしたハードSFだったので物理学や天文学の聞き馴染みのないワードを調べたり、文章を理解するためにしっかり咀嚼しながら読んだため読了まで時間がかかったが、その手間があったとしても面白く読めた。 というより個人的には調べるその手間すらも知識欲を刺激する読書体験として楽しめるのがハードSFを読む醍醐味であると再認識した。 次は同じ作者の「法治の獣」を読む予定なのでそちらも楽しみ。



数奇@suuqi2025年6月28日読み終わった読書会の課題本として読んだのだけどあまりに内容が難しく、途中で挫折しそうになってしまった。表題作をなんとか読み終わっても理解が追いつかなかったのだけど、他の2編がとてつもなく面白くて、やはり表題作も理解できれば面白いはずだと2周した。それによってやっと理解ができて、壮大なスケールと面白すぎるアイデアにやられた。なぜそんなことを思いつくんだ&なぜこんな緻密に設定を描けるんだという衝撃もありつつ、抑制された文体のなかに潜むエモさとロマンがたまらない。かなり好きな作家だと確信したので他の本も読まなければ。









