海がきこえる2 アイがあるから 〈新装版〉
21件の記録
アシタカ@ashitska-hiko2026年2月21日読み終わったあぁやっぱりこの時代の、この雰囲気が好きだなとしみじみ思う。自分のそばにある世界を守るために必死で壁を作って、思い通りにしていることと思い通りにしてもらっていることの区別のつかない女の子。 振り回されているんだけれど、全くぶれずに振り回されている男の子。 大人になれない子どもと、もう子どもじゃないと自分を騙くらかしている大人。これが人間だ。
sae@sae2026年1月17日読み終わった里伽子と知沙、2人とも気が強く面倒臭いけどそれが人間味があって良い感じ。杜崎の考え方や優しさが地の文で丁寧に書かれている。登場人物みんながそれぞれの優しさを持っている。バブルの残り香を感じる平成初期という感じ。
nekomurice@nekomurice1232025年9月22日読み終わった★★★★★やっぱり里佳子に振り回されてる杜崎拓。でも読んでて嫌な気持ちにならない。杜崎拓がすごくいい奴。スマホじゃなくて家電のやりとりが良い。今回もイラストが素敵でした。




柿内正午@kakisiesta2025年8月1日読み終わったよかった。 学生の恋愛を描くフィクションというのは、作中主体の若さゆえの身動きの取れなさと視野の狭さを通じて、他者への想像力を喚起する。未熟な子供たちのストラグルによって明らかになるのは、階級やジェンダーや時代といった限界に、自分とは異なる形で直面している人の、途方もない遠さだ。出てくる大人たちもまた、まったく成熟していないのがいい。誰かを大事に思うとき、誰かをないがしろにしたり、一面的に決めつけたり、想像の節約をしなければどうにもならない瞬間というのがある。若いころの苦しさって、なによりも、自分の培ってきたものが、大事にしたい他人の生にはまったく影響しないということに打ちのめされることからくる。これまで当然だと思っていたものが、誰かにとっては信じられないくらいの特権であったり、死なないために欠くことのできない宝物が、相手にとってはとるにたらない些事であったりする。そうしたことに、誰かを好きだと思う経験によってだんだん勘づきつつも、しっかり自分の足で立つために纏わねばならない苛烈さというものがあり、その傍らにただぼんやりと佇み続けることのできる拓はとてもえらい。みんな可愛かった。

























